オスカー女優降臨! 原作者を感激させたエマ・トンプソンの“神対応”とは!?

#エマ・トンプソン#コーキー・ギェドロイツ#ビーニー・フェルドスタイン#ビルド・ア・ガール#ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー#メイキング

(C)Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019

憧れの女優との初共演に眠れないほど緊張したビーニー・フェルドスタイン

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)『レディ・バード』(17年)のビーニー・フェルドスタイン主演最新作、青春エンパワーメントムービー『ビルド・ア・ガール』が10月22日より公開中だ。この度、エマ・トンプソン&ビーニー・フェルドスタイン初共演シーンのメイキング映像が公開された。

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『ビルド・ア・ガール』は、文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生ジョアンナが、失敗や挑戦を繰り返しながら、がむしゃらに成長していく青春ストーリー。公開を迎えSNSでは「何度でも自分作りにチャレンジしていくジョアンナの姿に元気をもらえた」、「人生はスクラップアンドビルド、たとえ間違っても何歳でもまたやり直せばいいんだと背中を押してもらえた」とポジティブな感想が相次いでいる。

このたび公開されたのは、『ハリー・ポッター』シリーズのシビル・トレローニー役や、話題作『クルエラ』(21年)で非情なカリスマファッションデザイナー・バロネス役でおなじみのオスカー女優エマ・トンプソン演じる「THE FACE」の編集長アマンダ・ワトソンが、ビーニー・フェルドスタイン演じる主人公のジョアンナに「あなたはこれを書くべきよ」と、新たな道を指し示すシーン。辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”として目覚ましい活躍を見せるものの、本来の自分を見失っていたジョアンナは編集長アマンダ・ワトソンとの出会いによって、作家としての新しい未来を手に入れていく。

監督のコーキー・ギェドロイツはエマ・トンプソンについて「映画の最後に象徴的な人物を登場させたいと思っていた。誰か大物が登場して、主人公に『あなたは素晴らしい。混乱して、間違いを犯し、馬鹿なこともやってしまったけど、それでもあなたは素晴らしい』と言ってほしかった」と語る。

エマ本人も「この映画はとても意味のあるものだと思う。『社会で女性としての振舞い方』を誰もが考えなくてはいけない現代に、これ以上ピッタリな作品はないと思う」とコメント。世界を代表する女優・脚本家として常にトップランナーとして走り続けてきただけでなく、ハリウッドを取り巻く体制にも声を上げてきた彼女が語る言葉の意味は大きい。

エマと初共演となったビーニー・フェルドスタインは、撮影前夜は眠れなかったというほど緊張していたようだが、「エマとの仕事は本当に幸せだった。彼女はすごく温かくて面白い人。ミュージカルの話をしたんだけど、夢のようだった」と笑顔で語る。

一方のエマもビーニーに対し「彼女のために脚本を書きたいと考えてしまう。彼女は唯一無二のスターで、素晴らしい若い女性でもあり、とてもひたむきかつ献身的。さらに様々なことに優秀で、仕事に対してプロフェッショナル。ビーニーは“ホンモノ”よ」と、彼女の魅力を絶賛した。

『ハワーズ・エンド』(92年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞、さらに『いつか晴れた日に』(95年)では主演だけでなく脚本も手掛け、2度目のオスカー受賞となるアカデミー賞脚色賞を獲得するなど、多彩な才能で活躍するベテラン女優エマ・トンプソンをも一瞬で虜にしたビーニー・フェルドスタイン。青春映画のニューアイコンとして、本作ではその魅力と存在感たっぷりに見る人に生きる勇気とパワーを与えてくれる。

さらにメイキング映像では、エマがスタッフやビーニーたちと談笑し、和やかに撮影を進めている様子に加えて、原作者で脚本を手掛けたキャトリン・モランがエマについて「高級店のチョコレートの箱を持ってセットにやってくると、みんなにチョコをふるまって回ったの。エマ・トンプソンって、そういうことが自然にできる人。彼女がセットに来た日は“エマ・トンプソンの日”として知られているわ──もう、まるで聖人よ!」と“神対応”な一面を明かす。

作中では主人公に新たな道を示すという重要な役を演じ、撮影現場においてもビーニーをはじめ役以上にまわりに多大な影響を与えたエマ・トンプソン。彼女が演じるアマンダによって、失敗から再び立ち上がったジョアンナがどんな新しい道を歩き出すのか注目してほしい。

『ビルド・ア・ガール』は、10月22日より公開中だ。

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