欲求不満から情事へ走るも……。“本物”にこだわった90年代末のエロティックな映画を再見
#ロマンスX#エロい映画#カトリーヌ・ブレイヤ#キャロリーヌ・デュセイ#サガモア・ステヴナン#フランソワ・ベルレアン#ロッコ・シフレディ
(C)1999 Flach Film - CB Films - Arte France Cinema. All Rights Reserved.
本番アリが話題を呼んだフランス映画『ロマンスX』
みなさんは、欲しくて欲しくてたまらないものが手に入らないときにどんな行動を取るだろうか。今回、「エロい映画」コラムで取り上げるのは、愛する男に抱いてほしいのに、相手が自分に全く興味を示さず日々悶々とする女の物語『ロマンスX』だ。(1999年・フランス/日本公開は2001年)
・半裸で籐椅子に座る淫婦に色めき立った記憶が蘇る、エロいのにお洒落なあの名画を見る
女性監督のカトリーヌ・ブレイヤが脚本も務めた作品で、ほとんどのセックスシーンが本物でキャストに巨根のポルノ男優ロッコ・シフレディが名を連ねていることから、注目を集めた。日本で鑑賞する場合はボカシが入っていて肝心なところは見えないが、それでもフェラチオやコンドームの着脱シーンなどではかなりリアルな雰囲気が伝わってくる。本番アリの生々しいセックスシーンにこだわって作られた本作は、一体どのくらいエロイのか。女性目線で紐解いてみたい。
欲求不満女性の悶々とした日々
欲求不満女マリーを演じるのは、美人女優のキャロリーヌ・デュセイ。パートナーのポール(サガモア・ステヴナン)とひとつ屋根の下で暮らして同じベッドで寝ていながら、性的接触を拒むポールの態度に不満を募らせている。面と向かって不平を口にすることもあればベッドでポールを誘惑することもあるが、のれんに腕押し状態で一向に響かない。ベッドの中でポールの股間をまさぐり、「勃たないのならわかる。でも勃つのになぜしてくれないの?」とポールに詰め寄るのだった。

(C)1999 Flach Film – CB Films – Arte France Cinema. All Rights Reserved.
情事の相手を求めてバーへ、浮気相手とは2回戦も
事あるごとに「私には浮気をする権利がある」と主張をしていたマリーだが、ある晩ついにベッドを抜け出し、束の間の情事の相手を求めて車でバーに乗り付けた。男というのは、物欲しそうな女を瞬時に見抜くものだ。席に着いたマリーに、早速一人の男が近寄ってくる。冒頭で触れた、巨根のポルノ男優演じるパオロである。

(C)1999 Flach Film – CB Films – Arte France Cinema. All Rights Reserved.
言葉を交わす前からお互いの目的が一致しているのはわかりきっていた。それでも形式的に思わせぶりな会話を2、3交わして、二人は外に停めてあるマリーの車へと向かう。オープンカーの車上で服の上から身体をまさぐられながら、マリーは「前戯が一番好き」と心の中で呟き身を任せるのだった。だがこの日の情事はここまで。家を抜け出してきたマリーは、パオロと後日の再会を約束して帰宅し、急いで職場へ向かう。マリーの職場は小学校。そう。彼女は教師なのである。
パオロとマリーのホテルでの再会は、マリーがコンドームを付けるよう促すシーンから始まる。長めに尺を割いたコンドーム装着シーンがやけにリアルだ。既に使用済みのコンドームがあることから2回戦であることが窺える。コンドームを付け終わると、うつ伏せになったマリーにパオロが覆いかぶさり情事に耽っていく。
校長との緊縛プレイに興奮するも心は……
パオロに次ぐ情事の相手は、あろうことかマリーが勤務する小学校の校長(フランソワ・ベルレアン)だった。特に容姿が優れているわけではないが女の扱いに長けていて、これまで1万人超えの女を相手にしたと豪語している。彼との情事は、結合ではなく緊縛プレイだ。服を着たままマリーの股間をまさぐって指先で濡れ具合を確かめると、縄を取り出して身体を縛っていく。マリーは、猿ぐつわをされた状態でワンピースの裾をまくり上げ、パンティを太ももの途中まで下ろした屈辱的な姿だ。身体を縛り上げていく過程では、股間にも縄が通される。辱めを受けながら苦痛を強いられて放置されることに、興奮し快感を覚えるのであろう。

(C)1999 Flach Film – CB Films – Arte France Cinema. All Rights Reserved.
欲求不満の解消とポールへの当てつけで淫らな行為を重ねていくマリー。だが悲しいことに、彼女はポールを誰よりも深く愛していて他の男には全く興味を持てないのだった。得られるのは一時の興奮と肉体的な快感のみで、心の中にいるのはいつもポールただ一人である。
ボカシはあるものの、リアルな性描写に様々な想像が掻き立てられる。見えないからこそのエロさもあるかもしれない。ただ、マリーを弄ぶ男たちと違って、情事の最中のマリーの表情が妙に冷めているのが印象的だ。まるで身体と心が乖離しているようで、彼女の心は常にポールに向いているように思われた。(文:春蘭/ライター)
『ロマンスX HDリマスター版』
ブルーレイ 5,170円/DVD 4,180円 発売中
発売元:アクセスエー
販売元:アクセスエー 販売協力:ハピネット・メディアマーケティング

(C)1999 Flach Film – CB Films – Arte France Cinema. All Rights Reserved.
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
-



『ホーム スイート ホーム』八村倫太郎、増子敦貴、駒木根葵汰インタビュー
SFだと思ったら家族愛の感動作だった!? 八村倫太郎・増子敦貴・駒木根葵汰『ホーム スイート ホーム』インタビュー -



PRESENT
-



『世界で最後の愛しい娘!』のムビチケ(カード)を5名様にプレゼント!
応募締め切り: 2026.11.03 -



【トークショー付き】『#つよくなるとき』特別試写会に10組20名様をご招待!
応募終了: 2026.10.26






