『国宝』の黒川想矢、ヒロインとの初ハグでカチコチに!『3ミリの恋』撮影秘話に会場も笑顔

#3ミリの恋#キム・ジアン#パク・ジファン#全辰隆#大谷亮平#早瀬憩#黒川想矢

『3ミリの恋』
(C)2026「3ミリの恋」製作委員会
『3ミリの恋』
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ぎこちない初ハグが本編に採用、監督が明かす意外な理由とは

映画『3ミリの恋』の全国公開に先駆け、10月21日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で完成披露上映会が開催され、主演の黒川想矢をはじめ、キム・ジアン、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、全辰隆監督が登壇。撮影時のエピソードや作品に込めた思いを語ったほか、劇中に登場する印象的な花火の映像を背景にしたフォトセッションや、キャノン砲を使った演出も行われ、会場は大いに盛り上がった。

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『3ミリの恋』

MCによる作品紹介に続き、満員の観客から大きな拍手が送られる中、主演の黒川想矢、ヒロインのキム・ジアン、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、全辰隆監督が登壇。まずは登壇者が、集まった観客に向けて一人ずつ挨拶した。

主人公・タツヒコを演じた黒川は「今日は劇場に来てくださってありがとうございます。短い時間ですが楽しんでいってください」と爽やかに呼びかけ、続いて留学生・ユンスル役のキム・ジアンも「皆さんこんばんは。ユンスル役のキム・ジアンです。今日はよろしくお願いします」と日本語で挨拶した。

タツヒコたちのクラスメイト・ジュリ役の早瀬は「皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいです」、釜山でタツヒコを手助けするチャンホ役のパク・ジファンは「本日は(劇場をお客さんで)いっぱいにしていただいて本当にありがとうございます。今日は良い時間になればいいなと思っております」とコメント。

タツヒコの父・ミツオ役の大谷は「アニョハセヨ! とても爽やかで素敵な作品なので、参加できたこととても嬉しく思っております」と語り、本作で商業長編映画デビューを果たした全辰隆監督は「僕にとって初めての商業映画・長編映画です。こういう舞台も初めてで、普段は話が長くなりがちなのですが、短く話せるように頑張ります…。今日は楽しんでいってください」と挨拶。温かな雰囲気の中、イベントがスタートした。

トークセッションでは、MCから登壇者にさまざまな質問が投げかけられた。完成披露を迎えた現在の心境を尋ねられると、黒川は「撮影がちょうど1年くらい前に終わり、そこから1年が経って、いろんな方に見ていただけるのがすごく不思議な感覚で、とても嬉しく思うと同時に、どんな感想をいただけるのかすごく楽しみです」と感慨深げに語り、キムも「去年の夏にみんなで頑張って撮影をし、無事に終わり、映画が完成したことがすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。

続いて、日本と韓国の2ヵ国で行われた撮影について、黒川は「僕にとって、海の外でお芝居をしたり、スタッフやキャストの皆さんと一緒にやらせていただけることは本当に夢のようなことで、毎日幻のようだと感じていました」「日本と韓国で撮影スタイルも違って、韓国では段取りからすぐ本番に入ることが多く、1回目に出てくる生の反応や感情を大切にしながら撮影できたのが良い思い出です」と振り返った。

これに対し、全監督は「佐賀・唐津の時は日本スタッフも多かったのですが、韓国での撮影はスタッフの中に黒川くんがポツンといるような状況で、その雰囲気が劇中のタツヒコとも重なるので注目してほしいですね」と見どころをアピール。

黒川も「唐津から釜山へ向かうフェリーでの移動中も撮影をしていて、僕のこれから始まる(釜山での)撮影への不安とタツヒコの不安が重なったようでした」と明かした。

『3ミリの恋』

また、留学生として訪れた佐賀県唐津市の印象を尋ねられたキムは、「こんなに美しい風景があるんだなと改めて感じました。自分一人、韓国人として(撮影を)頑張れるか不安もありましたが、皆さんがすごく配慮して優しくしてくださり…。美しい自然の中で素敵なお二人や役者の皆さんと出会えて本当に良かったです」と、共演者やスタッフへの感謝を語った。

撮影現場でのコミュニケーションについて、黒川が「撮影現場では英単語を使いながら話すことが多かったのですが、昨日ジアンさんに1年ぶりに会ったらめちゃくちゃ日本語が喋れるようになっていて驚きました」と明かすと、キムは「この機会に日本語を頑張りたいなと思って意思疎通をしてみました」と応じ、微笑ましいやり取りを見せた。

タツヒコとユンスルの関係を見守る役どころを演じた早瀬は、共演者の印象について「ジアンは私をお姉さんと慕ってくれて、日本に一人で来て不安も多かったと思うのですが、一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれて勇気をもらいました。想矢くんとは3回目の共演なので安心感があって、荒木飛羽くん含め4人で学校生活を送っているような充実した時間を過ごせました」と、撮影現場での交流を振り返った。

これに対し、黒川は「撮影中に早瀬さんの台本がめくれていた時があって、“なんだろう”と覗いてみたところ…ジアンさんと会話するために韓国語がびっしり書かれているのが見えて、すごく嬉しい気持ちになりました」と、早瀬の心遣いがうかがえるエピソードを披露した。

初共演となった黒川の印象を尋ねられたパクは、「とても良かったです。彼は不思議で貴重な俳優だと思います。美しいものを見た時に、感じられるような言葉にできない魅力がある」と絶賛。

これを受けて黒川は「舞台に上がる前にパクさんから『黒川くんはニンジンだね。大きいニンジンじゃなく、自分のサイズに合ったニンジンを育てられて良かったね』と言われて(笑)。僕の育てたニンジンは、監督やパクさん、ジアンさんがたくさん栄養を与えてくれたおかげだと思っています。映画の中でも素敵な言葉をかけてくれるので見てほしいです」と語り、会場の笑いを誘った。

高校生たちのピュアな恋愛模様を見守る父親役を演じた大谷は、「自分が10代の時は海外の方との交流も恋愛も記憶がないので、素敵な10代のうちにそういう体験ができたというのはとても素敵な財産だなと思いつつ、羨ましく思っていました」と、自身の10代を振り返った。

『3ミリの恋』

さらに、日本と韓国の両国で活動してきた経験を踏まえ、「言葉の違いで生じる問題や喧嘩、離れたりといった体験は自分自身にもあったので、すごく懐かしい思い出でもあり、応援する気持ちにもなって微笑ましく見ていました」と、温かなまなざしで作品を振り返った。

続いて、タイトルにも使われている印象的な「3ミリ」という言葉に込めた思いを尋ねられた全監督は、「韓国と日本の物理的な距離は変わりませんが、心理的な距離がどんどん近くなって仲良くなってほしいという思いで作りました。シナリオを書き進める中で『3ミリ』というキーワードに出会い、映画を見て面白かったら『たった3ミリしかないんだ』と思って韓国に遊びに行ってみてほしいです」と、作品に込めたメッセージを語った。

撮影の合間の過ごし方について話が及ぶと、キムは「唐津で皆さんにいろいろ連れて行ってもらったので、自分も釜山で案内してあげたいと思い、服屋さんに行ったり、ビビンバやかき氷を食べたりして楽しかったです」と振り返った。

黒川も「韓国で口内炎ができてしまった時、薬局で薬を買うためにジアンさんが通訳して助けてくれました」「4人で撮影以外の時間も一緒に過ごせて仲を深められました」と、キムへの感謝と撮影現場での交流を明かした。

全監督も「撮影がない日に4人で唐津の街やショッピングモールに遊びに行っていたと聞いて、この人たちをキャスティングして良かったなとすごく嬉しかったです」と、キャスト同士の仲の良さを喜んだ。

また、劇中で注目してほしいシーンについて尋ねられると、全監督は黒川とキムがハグをする場面を挙げた。このシーンについて黒川は、「唐津と韓国の両方で撮影したのですが、唐津で最初に撮った時はハグをしたことがなかったので、カチコチになってしまって(笑)。韓国でもう一度撮り直すと後日言われ、“やっぱりだめだったんだ”と思っていたら、唐津の時に撮影したカットが使われていました(笑)」と、撮影の裏話を披露した。

これに対し、全監督は「編集の段階で1度目の唐津の撮影時のハグの固さが等身大のタツヒコの魅力を表していると思って唐津のカットを採用しました」と、採用の理由を説明した。

イベント終盤には、フォトセッションを前に登壇者から観客へメッセージが送られた。キムは「恋愛以外にもたくさんのメッセージが込められている映画です。それを持って帰って振り返っていただけたら嬉しいです」と語り、続けて「映画を楽しんでいただければ嬉しいです」と日本語でも呼びかけた。

黒川も「韓国と日本は遠いようですごく近くて、言語や文化が違っても、海や言葉を越えて繋がることができるんだと感じていただけたら嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」「カムサハムニダ!」と、作品に込めた思いを観客に伝えた。

その後のフォトセッションでは、劇中でも印象的な花火の映像がスクリーンに映し出され、幻想的な雰囲気の中で撮影が行われた。

イベントの最後には、黒川の「3ミリの恋!」という掛け声に合わせ、登壇者と観客が一斉に「出発!」と声をそろえると、華やかにキャノン砲が発射された。会場が一体となって大いに盛り上がる中、舞台挨拶は幕を閉じた。

『3ミリの恋』は、2026年11月6日より全国公開。

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