沢尻エリカ、総額6000万円のジュエリーで釜山映画祭に登場! 丸山隆平が黒スーツ姿で優しくエスコート

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『薔薇の鎖』
(C)2026 映画「薔薇の鎖」製作委員会
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『薔薇の鎖』ワールドプレミアに観客から大きな拍手と歓声

映画『薔薇の鎖』が、第31回釜山国際映画祭の「ミッドナイト・パッション(Midnight Passion)」部門でワールドプレミア上映された。レッドカーペットに続き、丸山隆平、沢尻エリカ、佐藤佐吉監督が舞台挨拶に登壇し、世界各国から集まった映画ファンやメディアを前に、作品への思いを語った。

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本作は、手錠でつながれた記憶喪失の男女が、大破したパトカーと大金・麻薬を前に互いの正体を疑いながら逃亡。追う者の目的も自分たちの素性も分からぬまま、断片的な記憶を頼りに真相へ迫っていくノンストップ〈疑心暗鬼〉サスペンスだ。

メガホンをとったのは、三池崇史監督の『殺し屋1』(01年)『極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU』(03年)の脚本を手がけ、浅野忠信&哀川翔主演『東京ゾンビ』(05年)の監督としても知られる異才・佐藤佐吉。20年もの間温め続けたオリジナル企画を、どこまでも奔放なスタイルでついに実現させた。

10月6日、第31回釜山国際映画祭のレッドカーペット・セレモニーに、本作より丸山隆平、沢尻エリカ、佐藤佐吉監督が登場した。総額6000万円のジュエリーと黒のミニ丈ドレスで観客を魅了した沢尻と、VERSACE(ヴェルサーチェ)の黒いスーツ姿で沢尻を優しくエスコートする丸山の姿は大きな注目を集めた。レッドカーペットイベントに初参加ながら、歓声の上がる方へ笑顔で手を振るなど、ファンを惹きつけた。

本作が選出された「ミッドナイト・パッション(Midnight Passion)」部門は、挑発的で刺激的なジャンル映画を集めた人気企画。昨年は『8番出口』(25年)やアカデミー賞受賞作『WEAPONS/ウェポンズ』(25年)など、世界的に話題となった作品が上映され、ジャンル映画に目の肥えたファンが注目する部門として知られている。

翌10月7日には、センタム・シティの映画館で約300名の観客を前にワールドプレミア上映が実施された。上映後の舞台挨拶には丸山、沢尻、佐藤監督が登壇。会場からは割れんばかりの拍手が送られた。

沢尻は「アニョハセヨ、やっほー! 沢尻エリカです。みなさん本日はありがとうございます。釜山に来れて嬉しいです」と喜びを語り、佐藤監督と丸山は韓国語で挨拶し、会場を沸かせた。丸山は自身の韓国語での挨拶に少し不安を見せつつ観客に確認すると、会場から大きな拍手が返り、満面の笑みを浮かべた。

上映後のQ&Aでは、観客から「主人公の二人は体が手錠で結ばれている一方で、お互いのことを全く知らないという設定がとても面白かった。その中で演じること、演出することの大変さを教えてほしい」という質問が寄せられた。

佐藤監督は「普段はコメディ作品が多いので、今回はサスペンスに寄るように意識しました。二人が手錠をしたまま引っ張り合うシーンが多く、痛くならないように気を付けながら撮影しました」と、主演の二人を気遣いながら制作の裏側を語った。

沢尻は「脚本を読んだ時からすごく惹き込まれる世界観でした。ただ、実際に現場で動いてみないと分からないことがたくさんあって、狭い車内など限られた空間でどう演じるかは現場で丸ちゃんと空気を作りながら進めていきました」と、役作りの難しさと現場での創作過程を振り返った。

丸山も大きく頷きながら「コメディ要素、サスペンス要素、アクション要素が詰まっていて、スピード感のある作品になっていますが、それをまとめ上げられるのは監督の技量だと思います。なので、僕ら二人は良い感じで監督のおもちゃにしていただいた」と語り、佐藤監督の手腕を称えた。

本作には一癖も二癖もあるキャラクターが多数登場するが、Q&Aでは観客から「劇中に韓国のヤクザが出てくるが、話し方が日本のヤクザのように感じた」と指摘される一幕もあった。

佐藤監督は「そこは悩んだところで、私自身が韓国語に自信があるわけではないので“日本で生まれた韓国人のヤクザ”という設定にしました」と真摯に説明。劇中で韓国語のセリフに挑戦した丸山は「一生懸命頑張りました」と振り返った。

キャスティングについて質問されると、佐藤監督は「この二人とは縁がなかったんです。丸山さんはアイドルだし、沢尻さんは恐れ多いくらい素晴らしい女優だし。プロデューサーから候補として名前を聞いた時は“ありえない、無理じゃないか”と思った。でもこの二人が浮かんだ時にキャラクターに本当に合っていると感じて、断られたらどうしようと不安でした。お二人が引き受けてくれた時点で成功を確信しましたね」と語り、夢のキャスティングが実現した喜びを明かした。

演じるうえで最も重点を置いた準備について問われると、沢尻は「手錠で繋がれた状態でお芝居するのが想像できなくて。でも現場で丸ちゃんとの凸凹コンビがすごくいいバランスで、その感覚を大事にしました」とコメント。一方、丸山は「記憶喪失ってなかなか体験できないので、“3日前に何食べたっけ?”みたいな思い出せない感覚を現場に持っていきました。それがどれだけ怖いのか、特に冒頭のシーンでは意識しました」と語り、それぞれ異なるアプローチで斬新な設定に挑んだことを明かした。

さらに、観客から「サスペンススリラーとしてスピード感を重視するというより、一つの空間で長く撮影していて、人物の感情や関係にフォーカスしている印象だった」との感想が寄せられると、佐藤監督は「二人の気持ちが動いていかないと映画は面白くならない。全く知らない人間同士が時には助け合い、時には憎しみ合う。この設定を作り上げていくことが大変でした」と語り、異色のバディムービーを描くうえでの難しさを振り返った。

最後に、劇場に詰めかけた観客に向けて、佐藤監督は「とても感謝しています。本当に熱気のある映画祭で、私も昨日から浮かれっぱなしです。会期中ずっといたいけれど、もう帰らないといけないのがとても寂しいです」と感謝を伝え、別れを惜しんだ。

沢尻は「映画祭に参加するのが初めてで、昨日もワクワクしながら会場にいました。また来たいですし、素敵な映画祭に参加できて嬉しく思います」と語り、初参加となった映画祭を心から楽しんだ様子を見せた。

丸山は「昨日みんなで焼肉に行きました。前回釜山に来た時と全く同じお店だったんですけど、キムチを洗ったやつを焼いて豚と食べるっていうのが最高でしたね!」と現地での食の思い出を披露。続けて「釜山はアートや芸術、エンターテインメントを楽しむ町なんだなという印象です。今日皆さんとお会いして、映画の内容をそれぞれ咀嚼しながら楽しんでいただけたんだと感じられて、背中を押されました。カムサハムニダ」と語り、観客の反応に手応えを感じた様子で笑顔を見せた。

『薔薇の鎖』

Q&A終了後は、映画祭のメイン会場である「映画の殿堂」のBIFF野外ステージ(アウトドアステージ)へ場所を移し、再び舞台挨拶を実施。ここでも3人は大きな拍手で迎えられ、映画祭の熱気と本作への期待の高さを感じさせた。

丸山は、自身が演じた“スーツ男”という独特なキャラクターについて問われると、「記憶がないと男というのは、自分がない、キャラがないということなのかなと最初は思ったけど、潜在的に覚えている自分自身というものがある中で、雲を掴むような芝居だったんです。観る方によって、2人(沢尻との)の関係性の変化によって、スーツ男も変わっていくと思うので、心情の変化や状況の変化を僕たちの芝居や演出で楽しんでいただきたい」とアピール。沢尻も、自身が演じた“Tシャツ女”について「現場で演じるたびに毎回新しい発見があった」と振り返った。

“手錠でつながれた二人”という設定について、丸山は「私は沢尻さんと手錠で繋がれる1ヵ月半、ただただ本当に幸せでした」と語り、ユニークな設定ならではの恩恵を明かして会場の笑いを誘った。一方、劇中で右手を手錠につながれていた沢尻は、左手で食事をするシーンを自然に演じるため、撮影前に猛練習したことを告白。「無事撮影は終わったんですけど、あまりに自然すぎて誰も気づいてくれなかった」と、陰ながらの努力を明かした。

また、タイトルの『薔薇の鎖』について命名のきっかけを問われた佐藤監督は、「薔薇というのは、なにかしらの愛のカタチ。鎖に繋がれている二人ですが、この二人の間にも愛があればいいなと願いを込めました」と語り、物語の展開に含みを持たせた。
最後に、これから映画を観るファンに向けて、佐藤監督は「この映画は2回3回と観たくなるようなクセになる作品だと思います」と自信を見せた。

丸山は「クランクアップして僕は監督の思惑を見事に言い当てた第1号でして。つぶさにくまなくすべてのシーンを見逃さず観ていただけたら、あれ?っていうシーンがあるんです。そこを見つけ出して皆さんなりの考察を通わせていただければ、より作品は広がるし楽しんでいただけるかなと思います」とメッセージを送った。

沢尻は「ワクワクドキドキするようなノンストップな作品なのでとにかく楽しんで観てほしい」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。

『薔薇の鎖』は2026年12月11日より全国公開。

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