横浜流星、役作りで体重を62kgから48kgに!『汝、星のごとく』釜山国際映画祭で過酷な撮影秘話を告白

#横浜流星#汝、星のごとく#第31回釜山国際映画祭#藤井道人#釜山国際映画祭

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(C)2026「汝、星のごとく」製作委員会 (C)凪良ゆう/講談社
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藤井道人監督と登壇、約3000人の映画ファンから熱烈な歓迎

映画『汝、星のごとく』で主演を務める横浜流星と藤井道人監督が、アジア最大級の映画の祭典「第31回釜山国際映画祭」で舞台挨拶に登壇。会場に集まった約3000人の映画ファンを前に、本作に込めた思いを語った。さらに、釜山の名所として知られる海雲台(ヘウンデ)ビーチも訪れた。

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10月6日に開幕し、盛り上がりを見せている「第31回釜山国際映画祭」。本作からは主演の横浜流星と藤井道人監督がオープニングイベントのレッドカーペットに参加し、存在感を放った。

2日目となる7日、二人はまず釜山の名所である海雲台(ヘウンデ)ビーチを訪問。前日に参加したレッドカーペットをはじめ、釜山国際映画祭の雰囲気について、横浜は「本当に熱気に包まれていて、皆さんの映画愛を肌で感じましたし、何より温かく迎えてくださって嬉しかったです!」と振り返った。

藤井監督も「昨日は本当に映画を愛している人たちが集まっていて、それを祝福しているような感じで、すごく幸せな体験でした。様々なアジアの映画祭に行った時に思うのは、本当に俳優・スタッフ・来場された方々など全員が映画を愛していて、全員が映画を文化としてどう残していこうかという営みをしていて。本当にリスペクトを感じますし、自分もなるべくこういう機会に参加できる映画人生でありたいなと思っています」と語った。

さらに、この後に控える舞台挨拶について、横浜は「我々がこの作品に込めたものが、観ていただいた方に届くと信じていますし、上映後の舞台挨拶ということで、ご覧になった方々から、この作品をどのように受け取ったのか、直に感じられると思うので楽しみです」と期待を寄せる。一方、藤井監督は「上映後の舞台挨拶は日本も含めて初めてなので、どんなQ&Aが来るのか…全然想像もつかないのでドキドキしています」と胸の内を明かした。

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続いて二人は、映画祭の会場である「映画の殿堂」のCinema1と野外ステージへ移動し、舞台挨拶に臨んだ。まずはCinema1にて、400人を超える観客を前に登壇。MCの呼び込みで二人が姿を現すと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。横浜と藤井監督が「アニョハセヨ!(こんにちは)」と韓国語で挨拶すると、会場は一層温かな歓迎ムードに包まれた。

MCから「原作を基に映画化をする過程で、重要だと考えたことは何か?」と質問されると、横浜は「自分も原作ファンなので、誰よりもあの世界観を壊さないようにという気持ちを一番大切にしていました。凪良先生が紡ぎ出す物語と、藤井監督が作り出す世界と演出は深く共鳴すると確信していましたし、現場でも感じていました。藤井さんやたくさんのスタッフさんが、世界観を作ってくださっているので、自分はやはり俳優として櫂を生きることを全うしました」と回答。

藤井監督は「原作のある作品を映画化することは何度かありましたが、今回はすごく特別な想いで作ったと思います。まずは流星、そして広瀬さん演じる暁海と櫂の高校生から30代になるまでの15年間というビジュアルを、メイクや撮り方までこだわりましたし、彼らが生きた瀬戸内と東京という場所の対比を作りたいと思って。映画の製作に携わってきたこの20年間の経験と技術の全てをこの作品に出し切りたいと思いました。あとは凪良先生が紡いだ言葉の一つ一つを俳優さんが喋るわけですから、演じる俳優たちがどれだけこの言葉を愛して、そして発せれるかということは自分の中ですごく大事にした作業だったなと思います」と、映画化に込めた思いを語った。二人の熱意あふれる言葉に、観客も熱心に耳を傾けていた。

続く観客との質疑応答では、会場から次々と手が上がり、横浜と藤井監督も嬉しそうな表情を浮かべた。最初の質問者からは「とても良い映画を朝から観せてくださってありがとうございます。横浜さんは『正体』(24年)でもそうですし、今回も年齢層が違う演技をされましたが、このようなものを演技される時、気を使われる部分、あるいは難しい部分はないか質問したいです」と、長い年月を演じる上での苦労について質問が寄せられた。

これに対し、横浜は「15年という歳月は本当に難しくも残酷で。高校生からの15年は激しく人生が変わるので、その中で必死に生きたからこそ滲み出る心の揺らぎだったり重み、そして暁海に対する思いを大切にしながらも、目に見えて分かる変化というのを作り出すために計算した部分もあります。高校生では体重を62kgに増やし顔を少し丸くして、あどけなさが出るように、東京に行ってからは削ぎ落される感じを出すために57kg、最終的には48kgまで落としました。ただ、決して自分1人の力ではなく、たくさんの方々の力添えがあって15年を生きることができましたし、携わった皆様に非常に感謝しております」と回答。役作りのための徹底した体重管理や、15年間にわたる人物の変化を表現する上での工夫を明かし、質問者も納得の表情を見せた。

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次の質問者からは「北原先生は、人は自らの力で自分の人生を生きていかなければならないということを非常に重要だと考える方なのだと感じました。みなさんは櫂にはどのような正論があったと考えられているのか気になります」という質問が寄せられた。

藤井監督は「北原先生はどちらかというと、正論というものには縛られてないというか。たくさんの間違いや過ちがあっても、正しいと社会が言ったことに対しても、その人たちが自分の信じたものを持って生きた方がいいと思っている人だと思います。そして櫂という役に関しては、自分のやってることは誰かのためだと思いながらも、その通りにならない。環境が変わって、何でこうなってしまうのか…と思いながらも、素直になれない部分があったりとか。自分がどんどん落ちてしまう姿から逃げてしまう脆さがあるキャラクターだと思いながら、あの演出をしていました。それはまるで自分たちが物作りというものに命を懸けすぎて、たくさん失敗してきたものや、その中で残ったものを見つけた姿のようで。櫂という人間は、自分なりの矜持というか誇りみたいなものと、暁海への愛情を持ち続けたキャラクターなのかなと思って演出しました」と回答。踏み込んだ質問にも丁寧に言葉を尽くし、現地の映画ファンと交流を深めた。

Cinema1での舞台挨拶を終えた二人は、屋外に設けられた野外ステージへ移動し、2回目の舞台挨拶に臨んだ。映画祭最大規模のステージには約2500人の映画ファンが集結。二人の登場を心待ちにする観客で埋め尽くされた会場に、MCの呼び込みで横浜と藤井監督が姿を現すと、熱気は最高潮に達した。

1回目を上回る盛大な拍手に笑顔を見せた横浜は、「アニョハセヨ!(こんにちは) チャル プタッカムニダ(よろしくお願いします)」と韓国語で挨拶した。

MCから「現場でのエピソードは?」と尋ねられると、横浜は「この作品の撮影中に監督から一度だけ怒られたことがありまして。櫂は島から東京に出て、多くの荒波に揉まれて、すごく変化をしていく人物です。最終的には目に見えて体が変化(痩せていく)するのですが、あまりにも体重を落としすぎて意識が朦朧としてしまい…藤井監督の演出が一切理解できなかったことがありまして…反省しております」と、過酷な役作りにまつわるエピソードを披露。

一方、藤井監督は「横浜流星くんの趣味の一つは、サウナでございまして! 非常にサウナが大好きなんですが、今治の瀬戸内の撮影で非常に暑い日だったんですけども、流星くんの代謝が良すぎて、汗が止まらなくて…撮影が中断したことが夏の撮影で多々ありました(笑)」と撮影中の裏話を明かし、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

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最後に藤井監督は「生きづらい世の中で、SNSだったりとか、こうしなきゃいけないんじゃないかという正しさに縛られて生きている人たちを原作は救ってくれました。そのエッセンスがこの映画にもきっと宿っていると思っています。そして流星をはじめ、素晴らしい俳優たちが演じてくれたこの映画が、韓国の皆様の心にもきっと響いてくださると信じておりますので、ぜひ応援よろしくお願いします。カムサハムニダ。ありがとうございました」と作品に込めた思いを語った。

続いて横浜も「短い時間でしたが本当にありがとうございました。初めて韓国に来て皆さんとお会いできて、非常に温かく迎えてくださり嬉しく思っております。『汝、星のごとく』が韓国でもたくさんの皆様に届いてほしいと思っております。この作品が皆様の、1番星のような作品になることを願っておりますし、公開したら皆様の支えでこの作品を育てていただけたら嬉しいです。カムサハムニダ」と挨拶。二人の熱意あふれる言葉に、会場からはこの日一番の大きな拍手が贈られた。観客も真剣に耳を傾け、作品への期待を一層高めた様子だった。

2日間にわたって釜山国際映画祭で本作をアピールし、すべての日程を終えた横浜は「本当に短い時間だったんですが、皆さんの熱量に包まれて、映画愛を肌で感じることができましたし、すごく温かく迎えてくださって、釜山国際映画祭に参加できて嬉しかったです! 藤井監督と参加できたことに本当に大きな意味があると思いますし、一人でも多くの方に届いてほしいと思います。上映後の舞台挨拶でも我々が込めた想いがしっかりと皆様の心に届いたと感じられて、自信になりました。日本では明後日に公開ですが、まだできることはあると思いますので、これからもこの作品に向けて全力で尽くしていきたいなと思っております」と充実した表情で振り返った。

藤井監督も「韓国の皆様と、映画祭が持つ熱気を非常に感じて、映画を作ってよかったなと思いましたし、またこういう場所に戻ってこれるように頑張りたいなという気持ちです。この作品について韓国でも直接お話しできたことに嬉しさを感じました」と語り、現地の映画ファンとの交流を振り返った。

『汝、星のごとく』は現在公開中。

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