“有機の里”を3年半追跡、子どもたちと農家が紡ぐ給食の物語
地産地消費率100%の学校給食をテーマにしたドキュメンタリー映画『身土不二(しんどふじ)』が、2026年7月31日より全国順次公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編、新規場面写真が解禁された。
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本作は、福島県熱塩加納町における有機農業に3年半にわたって密着取材し、地域のまごころによって地産地消率100%を実現した「学校給食」をテーマに据えたドキュメンタリー。有機農業で地元の子どもたちに給食を届け続ける農家の人々と、そこで暮らす子どもたちとの触れ合いを通して、現代の農業が抱える少子高齢化や地球環境の問題、そして有機農業の原点を見つめ直す“きっかけ”を提示する作品となっている。
福島県喜多方市の旧「熱塩加納村」は、かつて「有機の里」と呼ばれていた。
昭和55年から有機農業に取り組み、農薬や化学肥料を極力抑え、手間ひまをかけて育てられた特別栽培米「ひめさゆり米」は、村を代表する特産品となった。その取り組みは野菜づくりにも広がり、村は文字通り「有機の里」へと発展。学校給食には村産の米や野菜が使われ、「ほぼ100%の地産地消給食」として全国的に知られるようになった。

本作は、「熱塩加納方式」と呼ばれる給食の実態と、それを支える野菜生産者グループ「まごころ野菜の会」の人々の想い、そして彼らの給食を元気に食べる子どもたちの姿を、3年半にわたり記録したドキュメンタリーだ。
有機農業、オーガニック給食、地産地消100%給食、少子高齢化、農薬問題、学校統廃合など、多様なテーマを内包する本作の本質は、「オーガニックの源流」にある。何のための有機農業なのか。誰のためのオーガニックなのか——その答えが、この映画の中にある。
初公開となる予告編には、有機農業で地元の子どもたちに給食を届け続ける農家の人々と、そこで日々を過ごす子どもたちとの温かな交流が収められている。
あわせて、主題曲「森の祈り」も初披露。この楽曲は、世界各地で環境保護活動に尽力したC.W.ニコルが遺したメッセージ「(詩)森の祈り」をもとに制作されたものだ。シャンソン界の第一人者・池田ひろ子のやさしく包み込むような歌声によって、新たな楽曲としてよみがえっている。

■安孫子亘監督
有機やオーガニックとは何か。健康や環境に良いことは、うっすらと皆さん承知している事と思いますが、根幹はどういうことか。取材を進めていくうちに、その原点にたどり着きました。「山からもらった清らかな水を、海まで導く我々の暮らしが審判されなければならない」。この村に有機農業を広めた伝説の男(故)小林芳正の想いが今も継承され、日本一の学校給食で子どもたちを育てる熱塩加納の夢のような物語をぜひご覧頂きたい。
『身土不二』は2026年7月31日より全国順次公開。
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