釜山映画祭に初参加の北乃きい「夢を諦めない姿が心を打つ映画」とアピール

左からナターシャ・タプスコビッチ、北乃きい、ユ・ジテ
左からナターシャ・タプスコビッチ、北乃きい、ユ・ジテ

第19回釜山国際映画祭の「韓国映画の今日―パノラマ部門」に出品されている『ザ・テノール 真実の物語』。この映画の2回目の公式上映が10月4日に行われ、上映前と上映後の2回に渡って、本作主演のユ・ジテ、そのモデルとなったベー・チェチョル、共演のナターシャ・タプスコビッチ、キム・サンマン監督と、釜山国際映画祭への参加が初となる北乃きいが登壇した。

北乃きい『僕は友達が少ない』で着用した制服のスカート丈は38cmの超ミニ!

公式上映前には、ヘウンデ野外舞台BIFFで舞台挨拶が実施れ、青空が広がるも強風が吹くなか、300人以上の観客と報道陣が集まった。途中、話し始めようとした北乃のマイク位置をユ・ジテが自ら調整する場面では、ユ・ジテの優しさに観客から温かい拍手が送られた。

「北乃きいと申します。音楽プロデューサーのアシスタント役を演じました。大好きな作品で釜山に来られたことを嬉しく思っております」と挨拶した北乃は、「この作品で、自分がギターを弾き、歌いながらお芝居をするところがあるのですが、ここは自分のなかで山場となるシーンでした。すごく緊張したシーンだったのでリハーサルが終わった後に、自分のなかでやれるところまでやっていたのですが、これで良かったのかな? と思ったりもしました。でも、そのシーンの本番が終わった後に、お2人がたくさんケーキを買ってきてくださり『よく頑張ったね』と言ってくださって、すごく感動したことが印象に残っています」とコメント。

「言葉が通じなくても、現場では気持ちで通じ合えていて、その素敵な雰囲気が映画に表れているのではないかと思います。この作品は色々な国の人たちと一緒だったので、少し不安だったのですが、ユ・ジテさんがリラックスさせて下さったので、感じた不安以上に幸せを感じました。夢を諦めない姿が心を打つ映画だと思います。きっとみなさんの心に残る1本になると思います」と続けた。

また、公式上映後にもMEGABOX ヘウンデ M館で22時から舞台挨拶が行われ、北野は「本日はお越しいただき、ありがとうございました。映画はいかがでしたか?」と客席に向かって質問。「良かったです!」の歓声には「サンキュー、カムサハムニダ!」と答えると「今日は上映後の舞台挨拶なので、たくさん話せると思います」とコメント。

劇中に主人公が“命かそれとも歌か”を問われるシーンがあるが、自分だったらどう答えるかという質問には、「私の場合は命か芝居かということですよね。命がなければ芝居はできないですよね(笑)。うーん、でも芝居をしながら、舞台の上で亡くなることができるなら、それも本望だと思います」と語っていた。

『ザ・テノール 真実の物語』は10月11日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

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