【今週公開の特選5本】トム・クルーズ主演作でクールジャパンを体感！

2014.07.04

『マレフィセント』
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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
(C) 2013 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

『青鬼』
(C) 2014 noprops／黒田研二／PHP研究所・「青鬼」製作委員会

大物来日で沸いたハリウッド大作『マレフィセント』と『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が公開。“革命”がもたらす悲劇、苛烈な人生を描いた『革命の子どもたち』『消えた画クメール・ルージュの真実』もオススメです。

『マレフィセント』7月5日公開
〈“真実の愛”は世界を救うと信じたい人に〉
ディズニーの名作アニメ『眠れる森の美女』を邪悪な妖精マレフィセントの視点で描くアンジェリーナ・ジョリー主演作。オーロラ姫に“禁断の呪い”をかけたあまりにも悲しい理由を軸に物語は展開。映像美と共に、憎しみと愛の狭間で揺れる魂の叫びを体現したアンジーに魅せられる。
・［動画］『マレフィセント』予告編

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』7月4日公開
〈“クールジャパン”を実感したい人に〉
日本人作家・桜坂洋のSF小説が原作のトム・クルーズ主演作。タイムループに囚われ何度も同じ時間を繰り返す羽目になった弱腰な兵士が、エミリー・ブラント扮するタフな女性兵士と共に戦いと死を繰り返すうちに戦闘能力を磨いていく。未知の侵略者との壮絶なバトルアクションはもちろん、2人の運命と恋の行方にも注目。
・［動画］『オール・ユー・ニード・イズ・キル』IMAX限定版予告篇

『青鬼』7月5日公開
〈密室恐怖症の人に〉
ネット上で関連動画が合計5000万回以上視聴された大人気ホラーゲームを、AKB48の入山杏奈初主演で実写映画化。共演は須賀健太、陳内将、聖也ら。不気味な洋館に閉じ込められた高校生たちを襲う怪奇現象と青鬼のビジュアルが怖っ！謎解きと脱出劇が展開する。
・［動画］『青鬼』予告編

『革命の子どもたち』7月5日公開
〈学生運動って何だったの？と思う人に〉
1960年代、女性革命家として名を馳せた日本赤軍の重信房子と、ドイツ赤軍のウルリケ・マインホフ。2人の生き様を実の娘たちの視点で追う、イギリス人監督シェーン・オサリバンのドキュメンタリー。革命に身を投じた母たちと、過酷な人生を歩んできた娘たちの姿を重層的に描く。
・［動画］『革命の子どもたち』予告編

『消えた画クメール・ルージュの真実』7月5日公開
〈歴史の狂気を知りたい人に〉
ポル・ポト率いるクメール・ルージュによって行われた迫害・虐殺を、カンボジア出身のリティ・パニュ監督がクレイアニメで描く異色ドキュメンタリー。監督は自ら体験した虐殺の記憶を伝えようとカンボジアの大地の土で人形を作り、当時の悪夢を斬新かつ詩的な映像で表現した。
・［動画］『消えた画クメール・ルージュの真実』予告編

（文：丸山けいこ／映画ライター）