映画だけでなく、こだわり抜いたエンディング曲のミュージックビデオ

スティーヴン・コスタンスキ監督自身が「もし自分にコントロールできるモンスターがいたら?」という、幼少期に思い描いた夢を再現した映画『サイコ・ゴアマン』が、いよいよ2021年7月30日に公開される。「チェンソーマン」などのヒットを生み出し、現在、漫画アプリにて「ルックバック」が話題を集める漫画家の藤本タツキも「今年一番、最高最悪のラスト!」と大絶賛! 本作より、『ミュータント・タートルズ』(90年)の曲ネタを使った、エンディングのVHS風ミュージックビデオが解禁された。

ゴア感あふれる『チェンソーマン』の藤本タツキ、書き下ろしイラスト!

公開されたMVは、Lil Cae$arという正体不明のラッパーが残虐宇宙人=サイコ・ゴアマン風の姿でサングラスにキャップ、ラッパーの象徴とも言えるたくさんのネックレスを身に着け、軽快にラップ&ブレイクダンスを披露しながら、サイコ・ゴアマンが劇中で活躍する様子を歌い上げるというもの。ザラザラとしたVHS映像風の質感、オールドスクールなラップの曲調にカメラワーク。映画本編にも自身の好きなものをこれでもか! と詰め込んだコスタンスキ監督が作り上げた完璧かつ見事なオマージュ作品となっている。

今回、オリジナルの英語詞を元に、韻を踏みつつ、作品の世界観を意識した日本語対訳を担当者が考案。思わず声に出して一緒に歌いたくなる、一度聴いたら頭から離れないインパクト大の歌詞だ。ネタ元となる「Turtle Power!」は、1990年にイギリスのシングルチャートで4週連続1位を獲得した大ヒット曲。制作したニューヨークの2人組ヒップ・ホップユニットPartners in Krymeのリチャードは「これだけ時間が経っても私たちの音楽がポジティブな影響を与えていることを知るのはとても嬉しいことです」とコメントしている。

懐かしさ満載で描く、カナダ発のSFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー

ある日、庭で遊んでいた勝ち気な少女ミミ(8歳)と兄ルーク(10歳)は、地底に太古から埋められ銀河で恐れられていた名前のない悪魔<残虐宇宙人>をよみがえらせてしまう。怒りと憎しみの感情しか持たず、計り知れない特殊能力を持った残虐宇宙人の復活により、地球は絶体絶命の危機に! しかし、光る謎の宝石をミミが手にしたとき、残虐宇宙人はミミに絶対服従せざるを得なくなる。暗黒の覇者でありながら1人の少女に逆らえない残虐宇宙人は、「サイコ・ゴアマン」と名付けられ、子どものいたずらに付き合うはめに。

その頃、銀河系の怪人たちが残虐宇宙人の復活を察知、宇宙会議を開き、サイコ・ゴアマン抹殺のため地球に向かおうとしていた……。

『サイコ・ゴアマン』は2021年7月30日より公開。

INTERVIEW