暴走機関車と化した暴れ牛を追い込む村人たちの狂気、インドの鬼才による圧倒的恐怖！

#アニマトロニクス #インド #ジャッリカットゥ　牛の怒り #スリラー #パニック #ホラー #リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ 2021.06.10

全速力で脱走する牛とそれを追う村人でジャングルは大パニック!!

国内の賞レースを席巻し、第93回アカデミー賞国際映画賞のインド代表作品として選出された牛追いスリラー・パニック映画、『ジャッリカットゥ　牛の怒り』が7月17日より公開される。この度、予告編が解禁された。

監督は驚くべき視覚的トリックと、奇想天外のアイデアでインドにおいてカルト的な人気を集めるリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ。この映画の主役とも言える水牛は、ほとんどCG技術を使わず実物の牛とアニマトロニクスを駆使しており、本作に圧倒的な恐怖と躍動感をもたらせている。

舞台は南インド・ケーララ州最奥のジャングルに眠る、とある村。さえない肉屋の男アントニが一頭の水牛を屠ろうと鉈を振ると、命の危機を察した牛は怒り狂い、全速力で脱走する。牛肉を待っていた村人たちが、慌てて追いすがるもまったく手に負えない。暴走機関車と化した暴れ牛は、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らす。アントニは恋心を寄せるソフィの歓心を買うため、一番はじめに牛を捕まえて汚名を返上しようと奮闘する。

農場主や教会の神父、地元の警察官、騒ぎを聞きつけた隣村のならず者らを巻き込み、村中は大パニック。一方、かつて密売の罪で村を追放された荒くれ者クッタッチャンが呼び戻されるが、かつてソフィをめぐっていがみあい、自分を密告したアントニを恨んでいた。やがて牛追い騒動が、いつしか人間同士の醜い争いへと大きくなっていく……。

解禁された予告編は、静寂に包まれた村に突如水牛が姿を現し、人々が逃げ惑うシーンで幕を開ける。牛を逃した張本人アントニの他、この物語の主な登場人物たちが紹介されたのち、牛を追う1000人余りの群衆と狂気に満ちた表情が映し出されていく。ヴォイス・パフォーマンスと民族楽器をミックスしたプラシャーント・ピッライによるサウンドトラックが、より一層謎めいた本作のイメージを盛り立てる中、ホラー映画の『ミッドサマー』のアリ・アスター監督が本作を見て、自身のツイッターで寄せたコメント、“90分のエクスタシー連続叩きつけ！大好きな作品だ！”が紹介される。緊迫感が漲る予告編は最後、人々の叫ぶ様が映し出されて幕を閉じる。

クリエイティブなビジュアル＆サウンド・デザインと、圧巻のモブ演出で世界の観客の度肝を抜いた牛追いスリラー・パニック映画の本作から目が離せない!!