もしも母親が安楽死を望んだら？オスカー女優が語る日本人へのメッセージ

#ケイト・ウィンスレット #サム・ニール #スーザン・サランドン #ブラックバード　家族が家族であるうちに #ミア・ワシコウスカ #ロジャー・ミッシェル #安楽死 #尊厳死 #母親 #親子 #老い 2021.06.05

自らの意思で死を選択する母親に、娘は寄り添うことができるのか

『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー賞主演⼥優賞を受賞したスーザン・サランドンと、『タイタニック』で世界的にその名を知らしめ、『愛を読むひと』でアカデミー賞主演⼥優賞を受賞したケイト・ウインスレットの2⼤オスカー⼥優が初共演する、『ブラックバード家族が家族であるうちに』が6月11日より公開される。この度、サランドンから⽇本の観客に伝えるメッセージを含む予告動画が到着した。

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本作は『マンデラの名もなき看守』『ペレ』などで知られるビレ・アウグスト監督によるデンマーク映画『サイレント・ハート』を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープ自身がアメリカ映画として脚色したもの。

監督を『ノッティングヒルの恋⼈』『恋とニュースのつくり⽅』などのロジャー・ミッシェルがつとめ、スーザン・サランドンは自らの意思で死を選択する⺟親である主人公のリリーを、ケイト・ウインスレットは⻑⼥のジェニファーを演じている。次⼥アナ役は『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、リリーの夫ポール役は『ジュラシック・パークIII』などで活躍するサム・ニールが演じ、豪華俳優陣が脇を固める。

物語の舞台はリリー（スーザン・サランドン）と夫のポール（サム・ニール）が暮らす静かな海辺の邸宅。ある日リリーによって、娘のジェニファー（ケイト・ウィンスレット）、アナ（ミア・ワシコウスカ）とその家族たち、そしてリリーの学⽣時代からの⼤親友が集められる。しかしそれは共に楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが“家族が家族であるうちに”過ごすために⾃らが用意した最後の時間だった。

何とか母の決断を受け入れようとする長女と、受け入れ難い次女の葛藤の様子や、⼾惑いながらも⽬を逸らさず真実の愛情を注ごうとする娘たちの姿が映し出され、胸を打たれる予告動画となっている。

メッセージを寄せたサランドンは「ブラジルやイタリアなど、⺟親の影響が強い国があるけど、⽇本は違うと思っていた。でも取材の時に⽇本も同じだと気づいたの」「だからこの映画を見てほしい」と、その思いを語っている。

“家族との絆と覚悟”を見る者すべてに問いかけてくる本作。母が残す愛の結末を劇場で確かめてみたい。

『ブラックバード家族が家族であるうちに』は、6月11日より公開。