緑黄色社会が主題歌を担当!『パリに咲くエトワール』心躍るパリの美観と疾走感あふれる映像
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音楽と映像が重なり合い、少女たちの夢への一歩を描き出す
オリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』より、追加声優キャストとして門脇麦、尾上松也、角田晃広(東京03)、津田健次郎の参加が発表された。あわせて、主題歌に緑黄色社会による書き下ろし楽曲「風に乗る」が決定し、パリの街並みの美しさと疾走感あふれる映像が印象的な本予告も解禁された。
・當真あみ、自分とは「真逆の女の子」役で声優挑戦!『パリに咲くエトワール』来春公開
本作は、『ONE PIECE FILM RED』(22年)の谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』(08年)『魔女の宅急便』(89年)など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン・近藤勝也が贈る、ふたりの少女の物語。1912年、異国の地パリへやって来た画家を夢見る少女・フジコと、薙刀(ナギナタ)の名手でありながらバレエへの憧れを胸に秘める千鶴。ふたりの少女が困難を乗り越え、互いに支え合いながらまっすぐに夢を追いかける姿を描く。
主人公フジコの声を担当するのは、若手実力派俳優として注目を集める當真あみ。アニメ映画『かがみの孤城』(22年)で主人公の声優を務め、2025年にはドラマ「ちはやふる―めぐり―」(25年)や映画『ストロベリームーン』(25年)でいずれも主演を務めるなど、躍進を続ける當真が、画家を夢見る少女・フジコを瑞々しく演じる。
フジコとパリでともに夢を追う少女・千鶴を演じるのは嵐莉菜。映画『マイスモールランド』(22年)で主演を務めた後、『少年と犬』(25年)などの話題作に出演。雑誌「ViVi」の専属モデルとしても活躍しており、主人公フジコ役の當真とは、この夏のドラマ「ちはやふる―めぐり―」(25年)での共演も話題となった。
そして、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人青年・ルスランの声を務めるのは早乙女太一。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍し、声優としてはアニメ映画『プロメア』(19年)のリオ・フォーティア役で注目を集めた。本作でも、その確かな表現力を存分に発揮している。
今回紹介する本予告映像は、バレエを目にしてその美しさを絵に描くフジコと、バレリーナとして躍ることへの憧れを抱く千鶴──幼い少女ふたりの出会いの場面から始まる。それぞれの憧れを胸に時は流れ、ふたりは憧れの地・パリで偶然の再会を果たす。
「私、跡取りだし、バレエを踊るなんて無理よ」と、薙刀を置いてバレエに打ち込むことへ躊躇いを見せる千鶴。そんな千鶴を、はつらつとした明るさと笑顔で引っ張っていくフジコ。画家になるための勉強に励もうとするフジコは、「絵だけじゃ食っていけないだろ」と厳しい現実を突きつけられ、また千鶴は、日本人には馴染みのないバレエの世界で「東洋人の私は、バレリーナにはなれないんでしょうか」と葛藤し、それぞれ涙を流す場面も映し出される。
しかし、ふたりを見守る青年・ルスランの「自分がやりたいことをやるのが人生じゃないの?」という言葉に背中を押され、再びそれぞれの憧れへと手を伸ばしていく。どこまでもまっすぐで爽やかな物語を予感させる映像となっている。

そして、そんな映像の背後で疾走感あふれるメロディを奏でるのは、4人組バンド・緑黄色社会。“リョクシャカ”の愛称で親しまれる彼女たちが、本作のために書き下ろした楽曲「風に乗る」が主題歌に決定した。
「バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです」という長屋(Vo.)のコメントの通り、メンバーの穴見(Ba.)と小林(Gt.)は自身がバレエ経験者であることを明かし、運命的な縁のようなものを感じて作品に参加したという。
穴見は「私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います」と思いを込め、夢を追いかけるフジコと千鶴、そして劇場で映画を見たすべての人の背中を押してくれる楽曲であることに自信をのぞかせた。
また、主人公・フジコ役の當真あみ、千鶴役の嵐莉菜、ルスラン役の早乙女太一に続き、本作を彩る豪華声優キャスト陣が追加解禁された。バレリーナを目指す千鶴に厳しくバレエを指導する女性・オルガ役に門脇麦、姪であるフジコがパリへ向かうきっかけを作る叔父・若林忠役に尾上松也、若林の飲み仲間で悪友の陽気なフランス人男性・エンゾ役に東京03の角田晃広、フジコの兄の友人で、リヨンの帝国領事館に勤めながらパリで暮らすフジコを見守る矢島正一役に津田健次郎が決定した。

門脇は「念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラッシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです」と、喜びのコメントを寄せている。
物語を支える脇役キャラクターを演じる声優陣も一挙に発表。榊原良子、大塚明夫、甲斐田裕子、藤真秀、興津和幸、小野賢章、名塚佳織、唐沢潤、村瀬歩、内山夕実、岩崎ひろし、永瀬アンナ、黒沢ともよ、矢野妃菜喜、生天目仁美と、数々のアニメ作品で主役級を務めてきた実力派声優がずらりと名を連ねる。

(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会
さらに、フジコと千鶴が夢に満ちた表情で憧れのパリの街を歩く、色鮮やかな本ビジュアルもあわせて解禁された。色彩豊かなアニメーションで描かれる20世紀初頭のパリの風景の中、フジコと千鶴は一歩一歩未来へと歩み出し、互いの存在に背中を押されながら少しずつ夢へと近づいていく。多くの仲間に支えられ、夢と友情にまっすぐ向き合う少女たちの姿が、見る者すべての心を打つに違いない。
■オルガ役:門脇麦
念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラッシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです。
私が演じるオルガは、千鶴にバレエを厳しく指導する厳格な役柄です。まだ海外のものに触れていなかった時代の少女がバレエに挑戦することはとても新鮮に感じました。そういう時代の先駆者たちの背中をみているような気持ちになりました。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
■若林忠役:尾上松也
若林忠役をつとめさせていただきました尾上松也です。私の演じた忠はフジコの母親の弟(叔父)。明るい夢想家で、フジコにとってはきっかけを作る人物です。
この物語は2人の少女を通して、踏み出す勇気の大切さと人生の喜びや深さを感じていただける、皆様にとってきっとかけがえのない作品になるのではないかと思います。ぜひぜひ、映画館でご覧いただけましたら幸いです。
■エンゾ役:角田晃広(東京03)
ガサツなダメ男、エンゾ役をやらせていただきました。初めてのアニメーション映画のアフレコだったのですが、この男の役なら…と思い臨みました。夢を追う少女たちの姿に心が洗われる作品になっております。公開を楽しみにお待ちください!
■矢島正一役:津田健次郎
星に手を伸ばす2人の女性の力強さよ。20世紀初頭のパリ。困難な時代にあって、夢を諦めず前に進もうとする2人の姿が胸を打つ。成功も挫折も真正面から受け止め、互いに支え合いながら力強く道を切り開く彼女たちを応援せずにはいられなくなります。ぜひ劇場でご覧下さい。
■緑黄色社会:長屋晴子(作詞)
時代背景は違えど、音楽や美術、芸術的な要素も多く、バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです。しがらみも多くある中で、新たに行動を起こすきっかけになってほしい。そんな想いで「風に乗る」という曲を作りました。時代が違えば当然悩みの種も変わる。それでも根本的なところでは、いつの時代もみんな同じような悩みを抱えているかもしれません。それぞれの悩みや生活に照らし合わせながら聴いていただけると嬉しいです。
■緑黄色社会:穴見真吾(作曲・編曲)
『コードギアス 反逆のルルーシュ』をはじめ、谷口悟朗監督の作品に刺激をもらってきた身として、お話をいただいた時には胸の奥から高揚しました。そして、奇遇にも母が営むバレエ教室で幼い頃からクラッシックバレエに触れてきた身としては、尊いご縁のようなものも感じております。この「風に乗る」という曲が、私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います。
『パリに咲くエトワール』は2026年3月13日より全国公開。
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