ゆりやん初監督作『禍禍女』LAでワールドプレミア決定！ 自身の体験をもとにした“狂気の恋愛映画”

お笑い界の枠を超え、映画界へ進出した“新たな才能”にカンヌでも注目集まる

ゆりやんレトリィバァが初監督を務める狂気の恋愛映画『禍禍女（まがまがおんな）』が、2026年に全国公開されることが決定し、特報とティザービジュアルが解禁された。また、米国最大のジャンル映画祭「Beyond Fest」に正式出品され、LAでワールドプレミアが開催されることが明らかになった。

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芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど、多方面で活躍を続けるゆりやんレトリィバァ。「女芸人No.1決定戦 THE W」や「R-1グランプリ」で優勝を果たし、芸人としてその名を轟かせる一方、アメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演し、海外進出も実現させた。

2024年にはNetflixシリーズ『極悪女王』で主演を務め、芸人として世界に挑むべく活動拠点をアメリカ・ロサンゼルスへ移す。さらに2025年7月16日には、YURIYAN RETRIEVER名義でソロアーティストとしてメジャーデビューを果たすなど、その勢いはとどまるところを知らない。

そして今回、ゆりやんレトリィバァが満を持して映画監督に初挑戦。自身が監督を務める本作が、2026年に全国公開されることが決定した。

2021年、あるテレビ番組で「次に挑戦したいことは映画監督」と語ったゆりやん。その発言を目にした本作のプロデューサーが彼女にコンタクトを取り、本企画が始動した。2024年のカンヌ国際映画祭開催期間中には、現地・カンヌにてゆりやんの映画監督デビューが正式に発表され、大きな話題を呼んだ。

撮影までの約1年間、プロデューサーはゆりやんと頻繁に会い、「恋バナ」を聞き続けたという。そうして、ゆりやんのこれまでの恋愛経験のすべて（!?）が詰め込まれた映画が、ついに爆誕する。

解禁された特報映像は、真っ赤なリップを引いた女性や金髪の女性、制服姿の女子たちが口々に「禍禍女」とささやく、どこかおどろおどろしくもインパクトの強い内容となっている。詳細がまだ明かされていない本作だが、ジャンルは“恋愛映画”だという。「監督は誰？」と英語で問われると、真っ赤なリップの女性の正体が明かされ、本作で映画初監督を務めるゆりやんレトリィバァが登場。記者会見さながらにカメラマンや記者に囲まれ、得意げに対応するその姿は、まさに映画監督そのものだ。

作り込まれた映像から一転、特報のラストでは、実際の撮影現場で「よーい、スタート」と声を上げるゆりやんのリアルな姿が映し出される。「禍禍女」という聞き慣れないワードが、とにかく耳に残る印象的な特報となっている。

あわせて解禁されたティザービジュアルでは、笑顔のゆりやんに、デカデカと「次は映画監督！」との文字が書かれている。映画監督デビューを高らかに宣言するような、今のゆりやんの勢いを感じるビジュアルだ。

ゆりやん監督は「昔から映画が大好きで、映画の世界に憧れがありました。この度、映画監督として初監督作品を完成できたことは大変嬉しくありがたく光栄な気持ちです。ありがとうございます。芸人としての姿を知ってくださっている方には新たな世界をお見せできたら嬉しいですし、これから知ってくださる方は、どうか映画をとにかく楽しんでいただけましたら幸いです！」と語る。

作品内容に関しては、「この映画は、私の実際の恋愛を基にしたものです。もし、今まで私を振ってくれた男性方がいなかったらこの映画はこの世にはありませんでした。本当にありがとうございます！ よかったです!!! 振ってくれて!!!!!」と皮肉ともとれるコメントを寄せた。

さらに、米カリフォルニア州ロサンゼルスで本年9月に開催される、アメリカ最大のジャンル映画祭「第13回 Beyond Fest」にて、本作のワールドプレミアが決定した。

ホラー、SF、ファンタジー、ブラックコメディなど、ジャンル映画に特化したこの映画祭のメイン会場は、100年以上の歴史を誇る映画の殿堂「Egyptian Theatre（エジプシャン・シアター）」。公式スポンサーは、これまで『パラサイト 半地下の家族』（19年）『ANORA アノーラ』（24年）、今年のジャファル・パナヒ監督作『It Was Just an Accident（英題）』など、6年連続でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作の北米配給権を独占している米配給会社「NEON」が務めている。

昨年のBeyond Festには、アル・パチーノ、キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、ジェームズ・キャメロン監督、サム・ライミ監督、ショーン・ベイカー監督ら、ハリウッドを代表する俳優・監督たちがゲストとして登壇。観客動員の面でも、米国最大級の映画祭として知られている。

作品選定責任者のエヴリム・エルソイは、「『禍禍女』はまさに“とんでもない大発見”だ。映画祭のプログラマーが常に『こんな作品と出会いたい』と願ってやまないような1本。恐怖と奇抜さ、その両面が見事に同居している本作は、映画界に登場した新たな才能の鮮烈なデビューを、まさに衝撃とともに告げるものだ。Beyond Festがこの作品を世界に先駆けて紹介できることを、心から誇りに思う」と語った。

ゆりやん監督は「映画祭で上映いただけること、まさか初めての映画祭がLAで参加させていただけるということ、本当に光栄で身の引き締まる思いです。ウエストの引き締まる思いです」と持ち前の笑いこめた喜びの声を寄せた。

■プロデューサー・髙橋大典（K2 Pictures）

天才・ゆりやんレトリィバァの独創的な感性が、映画監督という新たな表現領域でついに爆発します。

ゆりやん自身に見え隠れする「禍禍しさ」を恐ろしく煮詰めて、芸人として鍛え抜かれたとっておきのユーモアと、時にヒリつくような人間観察力をフル稼働し、新たなエンターテイメント作品に昇華していただきました。恋愛、恐怖、笑い…普段交わることのないジャンルを無尽蔵に横断する強烈な一撃が、世界に放たれる瞬間に立ち会うことができ、プロデューサーとして心から嬉しいです。ゆりやんからわき出る得体のしれない面白さをぜひ劇場で体験ください！ とにかく、たくさんの人たちに観てもらうのが楽しみで仕方ないです！ 映画『禍禍女』ご期待ください。

◼︎監督・ゆりやんレトリィバァ

昔から映画が大好きで、映画の世界に憧れがありました。

この度、映画監督として初監督作品を完成できたことは大変嬉しくありがたく光栄な気持ちです。ありがとうございます。芸人としての姿を知ってくださっている方には新たな世界をお見せできたら嬉しいですし、これから知ってくださる方は、どうか映画をとにかく楽しんでいただけましたら幸いです！

この映画は、私の実際の恋愛を基にしたものです。もし、今まで私を振ってくれた男性方がいなかったらこの映画はこの世にはありませんでした。本当にありがとうございます！ よかったです!!! 振ってくれて!!!!! ありがとう!!!!!! ハリウッドいきたい！ よろしくお願いいたします！　ぜひご覧ください！

『禍禍女』は2026年全国公開。