エリザベス女王の偉大な足跡描く長編ドキュメンタリー作に再脚光「エリザベス二世よ永遠なれ」

#エリザベス 女王陛下の微笑み#ドキュメンタリー

英エリザベス2世(以下、エリザベス女王)の国葬が9月19日(日本時間)に執り行われ、世界中から哀悼の声が相次いでいる。そんなエリザベス女王の人物像に迫る長編ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』を紹介する。

・英国エリザベス女王の知られざる軌跡を描いた長編ドキュメンタリー追悼上映決定

ロジャー・ミッシェル監督「エリザベス女王はまさにモナ・リザ」

6月17日公開された同作は、エリザベス女王の生誕95年そして在位70周年を記念して製作された。エリザベス女王初の長編ドキュメンタリー映画と銘打って公開され、その類まれなる人生と旅路を、女王への深い愛と畏敬の念をもって、詩的に、時にポップに描く。

手がけたのは『ノッティングヒルの恋人』(99年)などで知られるロジャー・ミッシェル監督。昨年9月急逝したロジャー監督が新型コロナウィルスによって次回作の撮影機会が奪われた際、「ドキュメンタリー作品を作ろう」とアイデアの一番手に挙げたのが女王陛下だった。

ロジャー監督は「エリザベス女王はまさにモナ・リザだ。誰もが知っている圧倒的存在。ビートルズよりもはるかに有名で、“お城に住むお伽話の主人公”。でもその存在感にもかかわらず、実態はベールに包まれていて、私たちは彼女を永久に知り尽くすことはできなかった」と語った。そんな彼が描き出すのは、誰も見たことのない素顔の女王陛下の魅力。

ほかにもザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンローらスーパースター、歴史に残る政治家、錚々たるセレブが華を添える貴重な映像や楽曲が満載で、既視感のある王室ドキュメンタリーとは異なる愛すべき作品を作り上げた。

解禁された予告編では、25歳の若さで即位した姿とともに、「重いわね」「下を向くと首が折れそうなの」と王冠を前にかたるエリザベス2世のチャーミングな言葉から始まり、英国出身のトム・グレナンの「Royal Highness」に乗せて、その知られざる素顔をテンポよく映し出していく。

「皆様にお分かり頂きたいのです。女王もけっこう大変だと」というスピーチや、競馬で「ダメよ、負けちゃう!」と言いながら興奮する姿は実にキュートで、「若者にとってアイドルだった」とポール・マッカートニーが語る場面も。

また愛するフィリップ王配との結婚25周年のスピーチで、「今日は『私は』ではなく『夫と私は』話します」と語ったエピソードなど、女王として、また一人の女性としての生き方を垣間見ることができる。

本予告を見た視聴者から「エリザベス二世よ永遠なれ」「安らかにお眠りください」「いつもオシャレでユーモアあふれる素敵な女王でした」と多数の声が寄せられている。

INTERVIEW