対立する紛争地域の音楽家たちが民族の違いを超え奏でる奇跡のハーモニー『クレッシェンド 音楽の架け橋』演奏シーン公開

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(C) CCC Filmkunst GmbH

世界中の映画祭で観客賞を受賞した感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』が128日より全国公開される。公開日を明日に控えて期待も最高潮の中、対立するオーケストラの団員たちが共に見事な演奏を魅せる本編シーンが特別に披露された。 

・まるで「ロミオとジュリエット」? パレスチナとイスラエルの男女が水中キス…民族の対立を超えた恋の行方とは?

メインキャストの4名以外は本物の音楽家! こだわりの演奏シーンを一部公開 

“世界で最も解決が難しい”とされる紛争で、今この時も闘うパレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラが結成される──。現実にはあり得ない物語に見えるが、実在の管弦楽団へのインスパイアから生まれたという驚きの映画が完成した。

若者たちの対立と葛藤、恋と友情を彩るのは、誰もが知るクラシックの名曲の数々。ラストに待つ、誰も想像しなかった魂の演奏とは──! 世界各国の映画祭で、熱い喝采のもと4つの観客賞に輝いた感動作が、ついに日本でも奇跡のハーモニーを奏でる。

本作品を彩るのは、誰しもが一度は耳にしたことのあるであろうクラシックの名曲の数々。今回披露されたのは、ヴィヴァルディ「四季」より“冬”の演奏シーンだ。タイトルに“冬”とある通り、この曲は厳しい寒さの冬の景色をソリストとオーケストラが対峙し、交互の演奏で表現している。

今回ソリストは、楽団でも群を抜いた実力を持つイスラエル人のヴァイオリニスト、ロンが務める。ロンが激しくエモーショナルな独創を披露すると、楽団メンバーも負けじと息のピッタリあった美しいハーモニーを重ねていく。間近に迫る和平コンサートに向け、こちらも思わず息を飲んで見守ってしまうような緊迫感と高揚感が募るドラマティックなワンシーンとなっている。

実は劇中の楽団、メインキャストの4名以外は本物の音楽家だというのだから驚きだ。ザハヴィ監督は「演奏をする音楽家の目には特別な光が宿る」と語っている。さらに、4名の俳優も元々楽器演奏ができる人をキャスティングしたが、さらにプロの演奏家のように見せるため、コーチを付け演奏指導をしたという。

他にもクラシックの名曲が揃う本作品には、魅力たっぷりの演奏シーンが多数織り込まれている。ぜひスクリーンで迫力ある音楽を楽しんでみよう。

『クレッシェンド 音楽の架け橋』は、128日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開される。