『ホーム スイート ホーム』八村倫太郎、増子敦貴、駒木根葵汰インタビュー

SFだと思ったら家族愛の感動作だった!? 八村倫太郎・増子敦貴・駒木根葵汰『ホーム スイート ホーム』インタビュー

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八村倫太郎×増子敦貴×駒木根葵汰

SFだと思っていたら、家族の愛を伝える感動作だった(八村)

『半沢直樹』、『サンクチュアリ-聖域-』などの脚本を手がけた金沢知樹が、2006年に発表した舞台を映画化した『ホーム スイート ホーム』が9月4日より公開される。

下町で煎餅屋を営む植木一郎のもとにタイムスリップで未来から息子・英郎、孫の史郎がやってくる。ちょっとしたことから未来が変わり、生まれてこなくなってしまう英郎と史郎のために、時空を行き来しながら歴史を修正していくうちに、3人は過去の一郎の父親・耕太郎に出会う……。本作はドタバタとした笑いのなかに家族愛の温かさが光るタイムスリップホームコメディとなっている。

『ホーム スイート ホーム』

『ホーム スイート ホーム』
2026年9月4日より全国公開中
(C)2026 映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会

このたび、一郎を演じるWATWINGの八村倫太郎、英郎を演じるGENICの増子敦貴、史郎を演じる『機界戦隊ゼンカイジャー』や『天狗の台所』シリーズなどの駒木根葵汰にインタビューを実施。本作への思いや見どころについて、また、かねてから仲の良い3人に「この中で一番◯◯は?」などの質問を投げかけて、3人の関係性についても聞いてみた。

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──脚本を読まれたときの第一印象を教えてください。

八村:すごく面白い物語だと思いました。タイムスリップって誰しも1回は考えたことがあることを作品の中で体験させてもらえるなんて嬉しかったです。でも、SFのお話だと思って読み進めていったら、最終的に家族の愛を伝える素晴らしい作品になっていて感動したんです。同じ年齢で、自分の息子と孫、そして父親に会うことがクロスオーバーすることが興味深くて撮影が楽しみになりました。

増子:最初、脚本読んだ時は時間を忘れるくらい引き込まれました。

八村:忘れたの?

増子:うん、忘れました。夜の2時に読み始めて、4時くらいに読み終えたかな。

八村:全然忘れてないじゃん、時間(笑)。

増子:(爆笑)。

八村:ウケた!?

八村倫太郎×増子敦貴×駒木根葵汰

駒木根:なんなの(笑)。僕はタイムスリップに関しては、正直言って把握するのに時間がかかりました。「今どこにいるんだ?」ってなって、ちょっと戻って読んで、「あ、そうだよね。今この時代だよね」って確認しました。でも、撮影ではとても楽しかったです。時代に合わせてセットもちょっとずつ変わっていったりして。

八村:撮っててわからなくならなかった?

駒木根:わからなくなった。

八村:「いつの何を撮ってるんだろう?」みたいな(笑)。その流れを考えるのも結構大変でした。

増子:半分くらいわからなかった時あったもんね、撮影中。

駒木根:でも、2人がしっかりしてたので良かったです。

八村:(笑)。でも、本当に楽しかったです、2人と撮影するの。

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思っていたよりも感動しちゃったんです(増子)

──3人で共演すると聞いた感想も教えてください。

増子:キャスト表見た時にりんちゃんときいちゃんがいることを知って、「わ、どんな撮影現場になるんだろう」ってワクワクしました。

駒木根:僕もキャストがほとんど決まった状態で台本を読んで、特にこの2人はプライベートでも交流がある仲なので、自分の中で2人が演じているのをイメージして楽しかったです。自分のイメージした世界を2人がどうぶち壊してくれるのかなっていう期待感もありました。

八村:あっちゃんとはライブで一緒になることが多くて。お芝居はまだやったことなくて、葵汰は同じ事務所なので事務所のイベントで一緒になったりラジオ番組に呼んでもらったり、お芝居以外の場で会ってたんです、ずっと。でも、お芝居を一緒にやるとなると、自分の中のハードルが上がるというか、俳優としてのちゃんとした顔を2人に見せられるなっていう緊張感がありました。

増子:すごいちゃんとしてました。

駒木根:僕は今まで友だちと共演することがなかったんですけど、倫太郎は自分だったら難しそうだなと思うところも、周りの意見を汲み取ってバランス良く演じていてすごいと思いました。現場全体の空気が良かったのも倫太郎のおかげだったところは大きいと思うし、2人のことは元々信頼してましたけど、仕事だけじゃない何かが見えたような気がしました。

八村:家族を演じたからか分かんないですけど、2人には家族感というか、安心感があるんです。同じ場所に泊まって、朝早くからずっと3人で撮影して、とても大変だったけど、すごくいい時間でした。僕は2人のことがもっと好きになりました。

増子・駒木根:わかる。

増子:2人は兄弟に近いような感じがする。役柄的には息子とお父さんという関係性ですけど、なんか本当に2人とも優しいお兄ちゃんというか。

八村:同い年だけどね。

増子:そう、同い年だけど、2人とも大人っぽいので、頼れるお兄ちゃんみたいなところはあります。

八村:あっちゃんは、いると明るくなるよね。

駒木根:本当に、それはある。

八村:天才だと思いますよ、本当に。ありがとうね、いてくれて。

増子:いや、こちらこそありがとう。嬉しいですね。

──役柄についても教えてください。どういう役柄と捉えて、どういうところをポイントに演じようと思われましたか?

八村:僕はポスター見てもわかる通り、中心に置いていただいてるんですけど、一番普通なんですよね。緑の革ジャン着てないし、工作員みたいな格好してないし(笑)。(前田)公輝さん演じてるお父さんの耕太郎ほど年代を感じる衣装でもないし、この中ではいわゆる平凡な役どころだと思います。2人はアドリブも多くて、思い思いにやってくれて見ていてすごく楽しかったんですけど、混ざりたくなって、悔しかったです。「八村倫太郎」が出ちゃいそうになったら抑えて演じていました。

駒木根:僕は役作りって言われても、今までも特に役作りをしたことはなかったんですが、今回、一貫して思っていたのは、とにかく2人を笑わせたいということでしたね。

八村・増子:めちゃくちゃ面白かった!

増子:きいちゃんやっぱすげえなって。きいちゃんは緑の格好して、インパクトがすごくて、全部食ってくなと思ってました。で、試写を見たら、りんちゃんもすごくて。感動と笑えるところの振れ幅が大きくて。僕はどっちかというと、きいちゃんと一緒に笑える和やかなムード作りの方を頑張っていたんですけど、試写を見たら思っていたよりも感動しちゃったんです。りんちゃんすげえなって思いましたし、公輝さんもすごいって思いました。

この瞬間に僕は決めました(駒木根)

──仲の良いお三方なので、関係性についてもお聞きできればと思いまして、この中で「一番、◯◯は?」という質問をさせてください。まず、1問目、一番、食いしん坊さんは誰ですか?
八村倫太郎

八村:それは僕ですね。

駒木根:この現場でも朝、バナナ一房持ってきて…。

八村:一房は盛り過ぎじゃない?

駒木根:いや、一房持って来て、撮影終わりには無かったじゃん?

八村:うん、無かった…。

駒木根:じゃ、一房食べてるじゃん!

──では、2問目、一番、天然さんは誰ですか?
増子敦貴

増子:えー、誰だろう?「本当の意味」ってことですよね。

八村・駒木根:これはあっちゃん。

駒木根:まず「本当の意味」って何?(苦笑)

八村:もう、一目瞭然(笑)。

増子:いや、僕も心の奥では自分かなと思った。でも、自分から「僕が天然キャラです」っていうのはあざとくて…。なんか天然が汚されるような感じがしちゃうんですよ。

八村・駒木根:(爆笑)。

増子:だから自分は認めちゃいけないっていう、使命感に駆られてました。

八村:そうなんだ。いろいろ抱えてるんだね。

──もうひとつ、一番“せっかち”なのは誰ですか?
駒木根葵汰

八村:これ難しいな。

増子:きいちゃんですかねぇ。

駒木根:僕かなぁ。

八村:(駒木根は)せっかちというより、自分のペースがある。

増子:でも、昔からきいちゃんってスタッフさんのことも考えて、段取りよく進めていくタイプだと思う。

八村:合理的だよね。

駒木根:それで思い出した。スーパー戦隊を(増子と)一緒にやっていたときのことです。爆発シーンの撮影で遠方ロケに行ったとき、いざ帰るときになって「あれ? 増子敦貴がいない!? どこに行った?」ってなりまして。みんなで探したら山の奥のほうの池にでっかい蛙がいて、夢中で写真撮っていたんです(笑)。

増子:そんなことあったっけ!?(爆笑)

駒木根:この瞬間に僕は決めました。(撮影が終わったら)早く支度して帰ろう、と。

増子:そうだ! 結構、ちゃんと怒られたんだった!

一同:(大爆笑)。

八村:この人が(早く帰る)きっかけだったんだ。

駒木根:そう。

八村:なるほどね。

──では、最後にこの作品を見る方にメッセージをお願いします。

八村:さっきあっちゃんが言ってくれたことが当たっていると思うんですが、見ているうちに自然とジーンと感動するところに連れて行ってくれる映画なんじゃないでしょうか。ポスターは楽しい感じだし、タイムスリップっていう面白い要素が入ってて、2人が自由にやっているところが魅力の一つで、観ていて全然飽きが来ない作品だと思います。でも、それだけで終わらせずに、自分にとって大切なものって何なんだろうなって考えさせてくれると思うので、そこも伝われば嬉しいです。

(text:入江菜々/photo:相馬太郎)

八村倫太郎
八村倫太郎
はちむら・りんたろう

1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。2021年にホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループWATWINGのメンバーに。同年にドラマ『ホメられたい僕の妄想ごはん』(21年)で俳優としても活動を開始。主な出演作に映画『サバカン SABAKAN』(22年)、『君の花になる』(22年)などがある。今年10月から全国Zeppツアー「WATWING Zepp Live Tour「love」の開催を予定している。

増子敦貴
増子敦貴
ましこ・あつき

2000年1月5日生まれ、福島県出身。2020年に男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーとしてメジャーデビューを果たす。俳優としても『機界戦隊ゼンカイジャー』(21年)で注目され、舞台「千と千尋の神隠し」(24〜25年)ではハク役を演じるなど多方面で活躍。主な出演作は『体感予報』(23年)、『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(25年)、『産まない女はダメですか?DINKsのトツキトオカ』(26年)など。

駒木根葵汰
駒木根葵汰
こまぎね・きいた

2000年1月30日生まれ、茨城県出身。2021年『機界戦隊ゼンカイジャー』の主人公に抜擢され『天狗の台所』シリーズ(23年、24年)、『25時、赤坂で』(24年)などに出演して反響を呼ぶ。2026年10月には初舞台「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のヨーロッパ公演、10月期『天狗の台所Season3』(26年)の放送が決定している。文化放送「ココはきいタウン1丁目」のパーソナリティなど、幅広く活躍。