ウディ・アレン新作は殺人を妄想する大学教授と彼に恋する教え子の物語

『教授のおかしな妄想殺人』
Photo by Sabrina Lantos (C) 2015 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
『教授のおかしな妄想殺人』
Photo by Sabrina Lantos (C) 2015 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

人生の不条理を独特の哲学で描いてきたウディ・アレン待望の監督・脚本最新作『IRRATIONAL MAN(原題)』の邦題が『教授のおかしな妄想殺人』に決まり、6月11日より日本公開されることがわかった。

77歳にしてこの軽やかさ! 老いてますます盛んなウディ・アレンに脱帽

主人公は、夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科教授のエイブ。人生の意味を見失い真っ暗闇の中を生きていた彼は、慢性的に孤独な無気力人間になってしまっていた。そんなある日、迷惑な悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。かくして“奇妙な目的”を発見した途端、あら不思議、エイブの毎日は鮮やかに彩られ、身も心も絶好調に一変する。一方、エイブに好意を抱く教え子ジルは、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなっていく。

主人公の哲学科教授エイブ役を演じるのは、『her/世界でひとつの彼女』の個性派俳優ホアキン・フェニックス。初めてウディとタッグを組み、一癖も二癖もあるエイブ役を好演。教授に惹かれていく女子大生ジル役には、前作『マジック・イン・ムーンライト』から続投となるエマ・ストーン。ウディ・アレンの新たなミューズとして存在感たっぷりに演じている。

『教授のおかしな妄想殺人』は“人はなぜ生きるのか?”という究極の命題をはらむダークコメディで、奇抜なストーリー展開の中に人間の不条理さと滑稽さが入り混じり、アレン流の皮肉なユーモアが炸裂する作品に仕上がっている。

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