『GODZILLA』のワールドプレミアで渡辺謙「ゴジラには国境も国籍もない」

渡辺謙(左)とギャレス・エドワーズ監督(右)
渡辺謙(左)とギャレス・エドワーズ監督(右)
渡辺謙(左)とギャレス・エドワーズ監督(右)
『GODZILLA』最新カット
(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC
『GODZILLA』ポスター画像
(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC

1954年の誕生から60年という節目の年を迎えた2014年、あの『ゴジラ』がハリウッド版『GODZILLA』としてついに完成。現地時間5月8日にハリウッドのドルビーシアター(旧コダックシアター)でワールドプレミアが開催された。

ハリウッド版ゴジラの姿が明らかに。100メートル超える最大級の大きさで度肝抜く

ワールドプレミアに先駆けて行われた、レッドカーペットならぬブラックカーペットアライバルには、ギャレス・エドワーズ監督、アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストン、渡辺謙&南果歩夫妻が登場。沿道に集まった2000人を超えるファンの熱狂に迎えられながら、ファンのサインを求める声にも快く応じていた。

主演をつとめた『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソンは、共演の渡辺について「彼は天才だ。レジェンドだよ。本当に素晴らしかったし、すごくたくさんのことを学んだよ」と話すと、日本のゴジラファンには「ぜひ見てもらいたい。僕らがゴジラの素晴らしさを世界中にきちんと伝えようとしていることを感じとってもらいたい」とアピール。

1作目の『ゴジラ』の精神を受け継ぐ科学者・芹沢博士役を演じる渡辺は「ファンの息吹、熱さを感じますね。(映画を見たお客さんが)どういうリアクションをするか楽しみです。最初のひと鳴きに感動しました。『ゴジラが帰ってきたんだな』と実感させる叫び声で、この仕事に参加できて本当に良かったと思います」と感無量の様子。

その後、劇場内でワールドプレミア上映が行われ、見終えた後に再びコメントを求められた渡辺は「ゴジラには国境も国籍もないんだと、世界中に愛されているんだと、実感しました。(観客の)興奮している感じがダイレクトに伝わってくるので、一緒に興奮しました」と興奮気味。

「今、僕たちが実際に抱えている社会の問題や悩み、畏れが、この映画にきちんと反映されているからこそ、日本人の俳優として挑戦したいと思いましたし、だからこそゴジラが今僕たちにとって必要と思える映画になったと思います。ただの怪獣映画ではないところに惹かれましたし、それをお客様にも見てほしいと思いました」と続けた。

そんな渡辺について、本作のメガホンをとったギャレス・エドワーズ監督は「ケンは悪夢だよ(一同爆笑)。彼の表情や演技、全てが素晴らしいんだ。ケンがそのシーンに出ていたら、全てが素晴らしいんだよ」とコメント。ゴジラについては「グローバルな物語です。ゴジラはとても日本的だが、一方で、ゴジラは自然、全世界を代表している。ゴジラの素晴らしさは、普遍的なことです」と話していた。

『GODZILLA』は5月16日より全米3900スクリーン以上で拡大公開。世界63の国と地域での公開も決まっている。日本では7月25日より全国公開となる。

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