時代劇初挑戦の北川景子。厳しい言葉に涙したことを告白

左から宮尾俊太郎、北川景子、甲本雅裕
左から宮尾俊太郎、北川景子、甲本雅裕
左から宮尾俊太郎、北川景子、甲本雅裕
左から中西健二監督、國村隼、宮尾俊太郎、北川景子、甲本雅裕、市川亀治郎、柄本明

人気小説家・藤沢周平の作品を映画化した『花のあと』の完成報告会見が10月8日に帝国ホテルで行われ、主演の北川景子をはじめ、甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎、柄本明、國村隼と中西健二監督が出席。映画の見どころや撮影裏話などを語った。

本作で時代劇に初挑戦した北川は「着物に慣れるという初歩から始め、所作の稽古やお茶、お花も学びました。吹き替えなしで殺陣もこなしたので、半年間、殺陣の練習もしました」とのこと。古き良き日本のことを学べたことは貴重な経験としながらも、やはり苦労もあったという。「とにかく所作の先生が厳しくて。同じことをを3回言わせるな、と。これ以上言わせるようだったら役者をやめろと言われたときには、練習中に泣いてしまいました」と振り返った。一方、楽しかったのは殺陣の稽古で「練習を重ねるごとに体が動くようになり、主人公の気持ちに近づけた」と嬉しそう。

半年間取り組み、剣術の腕はかなり上達したようで、宮尾は「北川さんに、2回面をとられてしまいました」と苦笑いし、「剣術の腕もすごい」と誉めていた。

愛する人の敵を討とうとする主人公を演じた北川だが、「主人公の凛としたたたずまいと、内に秘めながらも醸し出てくるような柔らかさ、色気を、北川さんも持っていらっしゃると思います」と國村。その一方で、サバサバとした性格も高く評価し、「このままでずっと進んでいってほしい」と話していた。

また、秋の印象について聞かれた北川は、「秋は毎年『食欲の秋』です」と言いつつ、殺陣の練習をしなくなってから太ってきてしまったので、「ジムに通って体を動かしたいです」とも話していた。

『花のあと』は、2010年3月13日より全国公開される。

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