最後のロードショー!『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』劇場公開

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戦場のメリークリスマス
(C)大島渚プロダクション
戦場のメリークリスマス
愛のコリーダ

大島渚『戦メリ』『コリーダ』最後の大規模ロードショー

4月16日より『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』が、4月30日より『愛のコリーダ 修復版』が全国公開されることが決定した。

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今回の上映は、大島渚監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定のため、最後の大規模ロードショー公開として企画された。

この度の公開に向け、デザイナーの成瀬慧が手がけた『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』、『愛のコリーダ 修復版』2作のビジュアルも合わせてお披露目。

鮮やかなピンクの背景が目を惹く『戦場のメリークリスマス』では、坂本龍一とデヴィッド・ボウイの顔を正面から捉えた写真を使用。花と刀を中央に置き、今までのイメージを一新したビビッドなデザインとなっている。

人間の性を徹底的にリアルに描く

『戦場のメリークリスマス』は、デヴィッド・ボウイ坂本龍一のほか、ビートたけし、内田裕也など、俳優を本業としない顔ぶれをキャスティングし、戦闘シーンが登場しない異色の戦争映画だ。

ボウイ演じる捕虜ジャック・セリアズ少佐に、坂本扮するヨノイ大尉がいつしか惹かれていく様
を、東洋と西洋の文化を融合させながら描く。本作で初めて映画音楽を手掛けた坂本による「Merry Christmas Mr.Lawrence」は、今では誰もが知る名曲となっている。

『愛のコリーダ』は、1936年に世間を震撼させた実在の猟奇事件「阿部定事件」を題材に、松田英子と藤竜也が狂おしいほど求め合う男女を演じた究極の恋愛映画。描き方が芸術かわいせつかで大きな議論を巻き起こしたことでも話題となり、後に同名書籍を巡って裁判に発展するなど、大きな注目を浴びた問題作だ。

長襦袢や鮮血など印象的な“赤”を基調とし、火の粉が舞う中で愛し合う松田英子と藤竜也の姿が捉えられ、見る者を惹きつける。