BLアニメ『映画 ギヴン』の原作・キヅナツキは切なさで人気!

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映画ギヴン
『映画 ギヴン』
(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
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(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
映画ギヴン
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大ヒット! 『映画 ギブン』のBlu-ray&DVDが2021年2月3日に発売決定

2020年8月22日に公開されるやいなや話題を集め、ミニシアターランキングで5週連続1位となり、観客動員数も約15万人を突破した『映画 ギヴン』。バンドを組む男の子たちの恋と青春を描いたBLアニメで、Blu-ray&DVDも2021年2月3日に発売が決定した。

・三角関係の恋が切なくてキュンとなるBLアニメ『映画 ギヴン』

もともとはフジテレビの人気深夜アニメ枠「ノイタミナ」で初の本格的なBL作品としてテレビアニメシリーズ化され、その続編としてフジテレビの劇場アニメBLのレーベル「BLUE LINX」で劇場アニメ化されたのが『映画 ギヴン』だ。

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原作はBL誌「シェリプラス」で連載中のギヅナツキが手がける「ギヴン」。舞台化もされ、グッズも非常に多く発売されて、若い層を中心に絶大な人気を誇っている。

キヅナツキの魅力は繊細な絵柄と切ないストーリー

原作者・キヅナツキは2012年にシリーズが掲載されたBLコミック「雪村せんせいとケイくん」で商業デビューを果たした人気BL作家。「雪村せんせいとケイくん」はツンデレ美人の先生と大学生のラブストーリーで、そこに先生の元カレが絡んでくる。同時収録の「シメコロシノキ」は異母兄弟による共依存的な物語だ。

キヅナツキは繊細なタッチの絵柄で、笑いを散りばめながらも辛くて切ない影をはらんだストーリーを好んで描く。2014年に発売されたコミックス「リンクス」も切ないオムニバス。4組のカップルが登場し、それぞれ繋がってリンクしている人間関係が織り成され、群像劇の映画を見ているような作品だ。今は亡き事故で亡くなった男がキーパーソンとなっている。メインカプは亡くなった男の弟と、事故を起こした側の男の話。男の死が2人の関係に色濃く影響を与え、切なくも読後感は悪くないラブストーリーだ。

若いBLファンに圧倒的な支持を得ている「ギヴン」

話題の「ギヴン」も高校生カップルは片方が辛いトラウマを抱えており、大学生たちは音楽の才能の差異も絡んだ三角関係を繰り広げる。どちらの恋もワケありで辛くて切ない。ドラマチックなストーリーやセリフが苦手な方には敬遠されてしまう作風のキヅナツキだが、心に傷を抱えた者たちが苦しみながらも前に進もうとする物語が好きな方たちからは高い支持を得ている。とくに若いBLファンは苦しいほどに切ない物語を好む傾向が強いようでキヅナツキの作品は人気だ。

最新刊6巻が8月に発売された「ギヴン」はまだ完結を迎えておらず、新章にも突入。これからどう展開していくのか、さらなる映像化はあるのか、期待される。(文:牧島史佳/ライター)

『映画 ギヴン』Blu-ray&DVDは、2021年2月3日発売決定。
完全生産限定版(本編ディスク+特典ディスク)
Blu-ray 7,000円+税/DVD 6,000円+税

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