上白石萌歌もクリエーターとして参加。高画質でのリモートコミュニケーションツールにVlogカメラが台頭
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リモートでのコミュニケーションが日常化した昨今。YouTuberならずとも、SNS等を通じた表現手段としてスマホでの簡単な写真やビデオクリップを超える“きちんとした動画で伝えたい”というニーズが高まりをみせている。
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それを受け、6月下旬にソニーZV-1(直販価格¥90,819/税別)、8月にはパナソニックのLUMIX DC-G100(直販価格¥106,000/税込)といったVlog(ビデオブログ)用ミラーレス一眼が相次いで発売され、品薄の人気状態が続いている。自撮りと歩き録りを行き来しやすいよう、従来のビデオカメラよりもフォーカス追従性や背景ボケ、音声の収録、アップロードのしやすさといった点で使いやすい工夫が施されており、組み合わせる手持ちグリップ兼三脚が用意されているのも特徴だ(ソニーZV-1GやLIMIX DC-G100Vは同梱)。
ただしこれらは、映像を捉えるセンサーのサイズが1.0型(13.2×8.8mm)や4/3型(17.3×13mm)。Vlog用途であれば現状なら動画も1080pフルHDないし720pで十分だし、本体も軽量コンパクトにできるこれらのモデルにメリットがあるが、近年のデジタルカメラの主流であるAPS-C(23.6×15.8mm)よりも小さい。
高画質なVlogを追究。上白石萌歌らが切り取る映像世界
クリエーターとしてより本格的に映像制作を行おうとするなら、一眼レフの高級モデルが持つ35mmフルサイズ(35×24mm)のセンサーにこだわる人もいるだろう。しかし、アウトドアでの自撮りや歩き録りも担うとなると、レンズも含めた場合どうしても大きく、重くなるのはハンデとなる。
だがそこに、フルサイズのミラーレス一眼カメラではもはや独壇場となってきた感があるソニーが、αシリーズの新作で挑んできた。今回発表されたα7C(10月28日発売、市場想定価格¥210,000前後)は、基本性能が従来のα7シリーズと遜色ないもので、同カテゴリー世界最小・最軽量を謳う。APS-C並みのサイズでありながらAPS-Cには出せない背景のボケ感、滑らかな4K動画、瞳オートフォーカス。バリアングル液晶がが付いて自撮りにも対応。イメージ写真にあるとおり、ZV-1Gに同梱されていたものと同じシューティンググリップGP-VPT2BT(¥12,560/税別)を装着しての歩き録りも想定している。
ZV-1よりもクリエーター志向の製品であることを裏付けるように、クリエーターとのコラボ企画「はじめよう。αと新しい世界の創造を。」がスタート。 adieuこと上白石萌歌、写真家の岩倉しおり、佐藤健寿が、自分らしい世界を切り取る表現の旅に出たという設定のスペシャルサイト「Creative Journey with α(https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/newconcept/)」で作品を順次公開するという。
adieuは、写真や動画で表現することでアーティストとしての新たな一面を開花させる創作への旅へ出たadieという設定で、湘南・江ノ島でα7Cを操る。演じる側とは違う感性で彼女が切り取った映像が公開されるとともに、それらの作品を使ったスペシャルムービーも登場予定だ。
フルサイズ一眼で紡ぎ出す、これからの映像作品のあり方を見せつけてくれるこの企画に期待しよう。(文:fy7d)
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