亀梨和也「演じる以上のリアリティがあった」 過酷な長回しに挑んだ魂の林冲役に注目

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『北方謙三 水滸伝』
(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW/NTTドコモ
『北方謙三 水滸伝』
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『北方謙三 水滸伝』

壮大な歴史ドラマに込められた情熱と俳優陣の絆が明らかに

シリーズ累計発行部数1160万部を超える大河小説の金字塔を実写化した連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』。2月9日にはヒューリックホール東京にてジャパンプレミアが実施され、主演の織田裕二、共演の反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波留、玉山鉄二、松雪泰子、佐藤浩市、原作者の北方謙三、そして若松節朗監督が登壇した。

・織田裕二、亀梨和也らが紡ぐ壮大叙事詩! 愛と信念が交錯する『北方謙三 水滸伝』華やか開幕

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迫力満点のポスタービジュアル映像が投影された巨大スクリーンが巻き上がると、ステージにはキャスト&原作者&監督が待ち受けていたかのようにずらりとラインナップ。信頼で人を束ね、梁山泊という志の集団を率いる“光を灯すカリスマ”宋江を演じた織田は、「短い時間ですが今日はお付き合いください!」と、満員御礼の観客が視聴する生配信カメラに向けて笑顔で挨拶した。

『北方謙三 水滸伝』

織田は「宋江役といわれた時は、何かの間違いでは?と思った。というのも宋江は今までやってきたような“どこかいってしまいそうな男”ではなく“ただひたすらみんなの心の傷に絆創膏を貼っていくような男”なので。『星飛雄馬の姉か?』という気持ちでやっていました」と新境地を自負。

宋江とともに梁山泊を率いる、もう1人の頭領にして“叛逆の英雄”晁蓋役の反町については、「物凄く大胆な芝居を突然してくる。でもそれが面白い! それが彼にしかできない大胆さであり繊細さであり、その両面が反町晁蓋の魅力です!」と太鼓判を押した。

一方、反町は織田について、「プライベートでも仲良くやっています」と釣り&ゴルフ仲間だと明かすと、すかさず若松監督は「2人はゴルフも上手い! そこに浩市さんが入ったら、もうゴルフ談義!」と素顔を明かして笑わせた。

本作の撮影では、日本全国17都府県50ヶ所以上で規格外のスケールのロケを敢行。移動距離は約2万5000km、地球半周分にもおよび、約8ヵ月に及ぶ期間を要したという。

梁山泊随一の武人“天下稀代の槍使い”林冲役の亀梨は「撮影ではスケールの大きさを日々感じました」と目を丸くし、「特に雪山のシーンは過酷でした。なかなかカットがかからず7、8分の長回し。演じるという以上のリアリティがあって、体の動きや表情などはまさしく林冲そのものになったと思います」と確信を込めた。

梁山泊の運命に大きな影響を与える、武を極めし孤高の師・王進役の佐藤は、棒術のアクションを見どころに挙げ、「刀を使った立ち回りの経験はあるけれど、棒術はなかなかない。亀梨さんは若いから体が動く…ホント悔しい!」とジェラシー。

『北方謙三 水滸伝』

劇中で佐藤とのアクションシーンをこなした亀梨は、「思い切りこい!」と言われた佐藤の懐の広さに触れつつ、「浩市さんとは20年前に共演して、そこからの関係性があるので良かったです。これが“初めまして!”だったら思い切りいけなかったと思う」と感謝した。

誇り高き血を引く義の武人・楊志役の満島は、本ドラマでのムードメーカーを自負しながら「僕は現場の熱量担当でした!」と笑いを挟みつつ、「このドラマは、キャストからスタッフ陣まで、細部にまでみんなの命が宿っているんです。なので、亀梨君の顔だけではなく細部をアップにして全部を見て欲しい!」と期待を寄せた。

すると亀梨は、満島と共演した岩川晴(楊令役)のエピソードとして「満島が本番前に、『ちょっと静かにしてもらえますか!?』と言われていた」と暴露し、満島も「皆さんに支えられてここに立たせてもらっています!」と大爆笑だった。

楊志の伴侶であり、慈愛と強さを併せ持つ希望の母・済仁美役の波留は、そんな満島の明るさに助けられた1人。「今日も私の分まで喋ってください!」と笑いを交えてお願いしつつ、「満島さん演じる楊志がそばにいて引っ張ってくれたので、朗らかに現場を過ごすことができた」とにっこり。

乱世に翻弄されながらも梁山泊と深く関わっていくスパイ・馬桂役の松雪は、「母としての側面もありますので、多くを語らずして信念を貫く様を丁寧に表現した」と熱演を振り返った。

梁山泊の前に立ちはだかる“梁山泊最大の敵”李富役の玉山は、「キャラクターの奥深さからくる熱い人間ドラマが一番の魅力だと思います」と本作の深みに力強く太鼓判を押した。

今回の壮大なスケールの連続ドラマ化に、原作者・北方は「映像とは色々なエネルギーが集まってでき上がり、それが原作を超えるのか超えないのか、それが作者としての楽しみ。エネルギーに満ちた漢を描いている作品なので、演じる方々は大変な撮影だったと思いますが、私自身も完成した作品を見るのを楽しみにしています」と期待しきり。

若松監督は「スケールの大きい作品なので当初は不安もあったけれど、それぞれの群像の1人1人に素晴らしいキャラがあり、それをここにいる役者の皆さんが見事に演じてくれた。織田君の大嫌いな夏など、自然や気候に苦しめられた撮影でしたが、最後まで走り切ることができました」と胸を張った。

『北方謙三 水滸伝』

すると織田は「夏は人が外で仕事をする暑さではない!」と苦笑しつつ、「撮影は夏の前に終わると聞いていたけれど…終わらない。それは1人1人こだわりのスタッフたちが集まっていたから」と、釣り竿1つに対しても特注品を使用するなどのこだわりの現場を回想。

反町はその釣りのシーンを見どころに挙げて、「織田さんとはプライベートでも親しんで釣りをしているので、実際に釣りをやっている者同士の良い雰囲気になっている」と語ると、織田も「僕も楽でした。船を知っている男と釣りをするのは」と阿吽の呼吸を明かした。

さらには台湾・韓国での配信決定も発表され、観客からの拍手喝采に織田は「本当に嬉しい! 他の国にも広がってほしい」とワールドワイドな展開を祈念。最後は梁山泊を代表して「本当に大変な作品でしたが、でも新しい国を作ろうと考えたら、こんなの苦労じゃない。視聴者の皆さんも一緒に連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』を作るような気持ちで、最終話までお付き合いください」と呼びかけた。

連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』は、WOWOWにて2026年2月15日より放送・配信開始。