代役のイ・チェミンが大ブレイク、少女時代ユナとの共演作『暴君のシェフ』が3週連続1位！

料理×タイムスリップ×ラブコメ時代劇！ グローバルでも1位に

【Netflix TOP10】日本の週間TOP10（シリーズ）のランキング（9月8日～9月14日）から、3週連続で1位となったNetflix製作の韓国ドラマ『暴君のシェフ』をピックアップ。本作は「週間グローバルTOP10（英語／シリーズ）」にもランクインしており、初週の4位から2週連続で2位、そして今週はついに1位と着実に順位を上げている。

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「少女時代」のイム・ユナと旬の俳優イ・チェミンが共演する本作は、料理あり、サバイバルあり、陰謀あり、笑いありの、ラブコメ時代劇。

時は2025年。フランス料理の対決ショーに出場するほど優秀なシェフのジヨンは、フランスから韓国に帰る飛行機のなかで皆既日食を目撃した後、機体が大きく揺れ、気付いたら見知らぬ土地にいた。そこで出会ったのは、時代劇のような衣裳を着た若い男。ジヨンは、「ロケ中の俳優に違いない」と思いながら男と噛み合わない会話を繰り広げるが、彼こそは悪名高き暴君のイ・ホンだった。何とジヨンは朝鮮王朝時代にタイムスリップしてしまったのだ。

ホンは無礼なジヨンを鬼女として扱うが、ジヨンが即席で作った料理のおいしさに魅了され、宮廷料理人に抜擢する。ジヨンは2025年に戻るため、王の舌と心をつかむ料理を作りながら、陰謀渦巻く宮廷内をサバイバルしていく。

グルメな暴君をうならせる料理に食欲が刺激される

現代のシェフが朝鮮王朝時代にタイムスリップして“未来で学んだ調理法を駆使した創作料理”をふるまう、という設定は、人気ドラマ『哲仁王后 ～俺がクイーン!?～』と同じ。『哲仁王后』は、現代の男性シェフがタイムスリップ先では王妃になってしまった、という設定も加わり、見た目は女性なのに中身は男性（しかも女好き）、という王妃の粗野なふるまいが面白く、それでいて繊細な料理を仕上げる際にはプロフェッショナルな顔を見せるというギャップもよかった。

一方、『暴君のシェフ』は、料理そのものが大きな見せ場であり、「コチュジャンバタービビンバ」「黒ごまのマカロン」「烏骨鶏参鶏湯」などエピソードごとに勝負料理が登場する。グルメな暴君をうならせる数々の創作料理に、見ているこちらの食欲も刺激されまくりだ。料理シーンを中心に、暴君ホンとジヨンが刺客をかわしながら徐々に絆を育み、ロマンスが芽生えていくようすをスリリングかつロマンティックに描いていて、飽きさせない。

Netflixシリーズ『暴君のシェフ』独占配信中

ユナとイ・チェミンの相性もよく微笑ましいムードも魅力

主演のイム・ユナは、アイドルとしてはもちろんのこと俳優業でも長く活躍しており、映画『ハッピーニューイヤー』やドラマ『キング・ザ・ランド』など数々の作品に出演。本作でも、料理を心から楽しむ表情や困難を乗り越えようとする強さを表現しながら、コメディエンヌぶりを発揮している。

また、イ・ホンを演じたイ・チェミンは、当初決まっていたキャストが降板したことで急遽、代役を務めることになったが、どこか可愛らしさのあるイケメン暴君ぶりを披露し、一気に注目度が高まっている。これまでにもドラマ『生まれ変わってもよろしく』ではキーパーソンとなる役柄を演じ、『バニーとお兄さんたち』ではクールなイケメン大学生を好演して人気を得ていたが、『暴君のシェフ』で一気に大ブレイクしたといっていいだろう。ユナとの相性もよく、微笑ましいシーンが多いのも本作の魅力だ。

『暴君のシェフ』は全12話で、現時点で10話まで配信中。最後まで見逃せないドラマだ。（文：中山恵子／ライター）

【Netflix日本Top10（シリーズ）／9月8日～9月14日】
1位『暴君のシェフ』
2位『デスキスゲーム いいキスしないと死んじゃうドラマ』
3位『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』
4位『ダンダダン』シーズン2
5位『怪獣8号』シーズン2
6位『ウェンズデー』シーズン2
7位『エスクワイア 弁護士を夢見る弁護士たち』
8位『しあわせな結婚』
9位『黒革の手帖』
10位『薫る花は凛と咲く』

※Netflix TOP10：Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週月曜日から日曜日までの各作品の「視聴回数」（視聴時間を作品の総時間で割って算出）に基づいてランク付けする。