二宮和也主演『8番出口』が公開11日間で21億突破の大ヒット! トロント国際映画祭でも喝采
インディーゲーム原作の異色作が世界へ飛躍 川村元気監督らが舞台挨拶
二宮和也を主演に迎え、累計販売本数190万超の世界的大ヒット・ゲームを映画化した『8番出口』が、日本公開から11日間で21億突破の大ヒットを記録。さらに、第50回トロント国際映画祭「センターピース部門」にて上映され、大喝采を浴びた。
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本作は、2023年にインディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATEがたったひとりで制作し、累計販売本数190万本を超える世界的大ヒットを記録したゲームの映画化。主演に二宮和也、共演に河内大和と小松菜奈を迎え、初監督作『百花』(22年)で第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初の最優秀監督賞を受賞した川村元気が、監督・脚本を手がける。
8月29日に全国407館で公開を迎えた本作は、公開から3日間の興行収入が2025年公開の実写映画1位を獲得(興行通信社調べ)。さらに、9月8日までの公開11日間で、観客動員数155万4256人、興行収入21億8093万5100円(※先行上映含む)という“異変”級の大ヒットを続けている。
さらに、第50回トロント国際映画祭「センターピース部門」へ正式招待され、現地時間9月8日に公式上映が行われた。
カナダ最大の都市・トロントで1976年から開催され、“オスカーの前哨戦”として世界中から注目を集めるトロント国際映画祭。今回招待された「センターピース部門」は、ストーリー性や芸術性に優れた長編映画を対象に、他の国際映画祭で高く評価された作品や、才能あふれる監督の注目作を紹介する部門となる。
映画祭主催者は選出理由について「『8番出口』は唯一無二の視覚体験を提供してくれる作品です。意図的に繰り返されるゲームプレイに基づき、これまでで最も優れたビデオゲームの映画化と言っても過言ではないでしょう」とコメント。北米プレミアを前に、すでに高い評価を得ている。
現地時間9月8日に行われた公式上映では、川村元気監督と脚本の平瀬謙太朗が登壇し、舞台挨拶が開催された。観客の盛大な拍手で迎えられた2人は、本編上映後に作品を制作した経緯や秘話を語り尽くし、会場に詰めかけた228人の観客とのQ&Aを実施。無限ループを繰り返す地下通路での撮影について質問されると、「secret!」と一言で場内が笑いに包まれるなど、大いに盛り上がった。舞台挨拶終了後には2人の周りに多くの観客が集まり、サイン攻めにあうサプライズも。カンヌに続き、トロントでも現地の観客の心をつかんだ。
舞台挨拶を終え、川村監督は「今年で50回目を迎える歴史ある映画祭ということもあり、上映後に行われたお客様とのQ&Aでは、レベルの高い質問が多く寄せられ、映画ファンが多く集まる、素晴らしい映画祭だと感じました。『ゲームをどのように映画化したのか』『映画的表現によって観客にルールをどのように理解させていったのか』といったテクニカルな質問が多く、とても印象的でしたね。また、日本でも最近見られる現象かなと思いますが、『あれはどうやって撮影しているのか』『あの伏線はどのような意味があったのか』といった疑問を通して、映画を謎解きのように楽しんでいる印象を受けました。作品に込めた伏線を回収する楽しさで盛り上がっている様子が、映画体験としてユニークなものになっていると感じました」と語った。
『8番出口』は現在公開中。
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