吉沢亮主演『国宝』北米公開が決定! 邦画実写22年ぶりの100億突破作が世界へ

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『国宝』
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

横浜流星、渡辺謙ら豪華キャスト共演 アメリカでも“国宝旋風”を巻き起こすか!?

吉沢亮を主演に迎え、李相日監督が吉田修一の傑作小説を映画化した『国宝』が、観客動員946万人、興行収入133億円を突破。また、2026年に北米公開されることが決定した。

・吉沢亮×横浜流星『国宝』が歴代邦画実写第2位の記録達成! 観客動員782万人、興行収入110.1億円を突破

原作は、2017年から朝日新聞で連載された吉田修一の同名長編小説。任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げてきた主人公・喜久雄が、命を懸けてなお見果てぬ夢を追い続ける姿を描く。

主人公・喜久雄を吉沢亮が演じ、ライバルとなる名門の御曹司・大垣俊介役を横浜流星が務める。さらに、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作ら、まさに“国宝級”の豪華キャストが集結した。

メガホンをとるのは、『フラガール』(06年)で日本中を感動の涙で包み、日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞した李相日監督。脚本は、相米慎二監督の『お引越し』(93年)で脚本家デビューし、『時をかける少女』(06年)『サマーウォーズ』(09年)『おおかみこどもの雨と雪』(12年)など、様々なヒット作品を手掛ける奥寺佐渡子。

カンヌ国際映画祭・監督週間や上海国際映画祭での熱狂そのままに公開を迎えた本作は、公開77日間で観客動員782万人、興行収入110.1億円を記録。邦画実写としては22年ぶりに100億円を突破した。歴代興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写として『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年/173.5億円)に次ぐ第2位の成績を収め、まさに空前の社会現象となっている。

さらに、9月7日までの公開94日間で観客動員946万人、興行収入133億円を突破。先日には、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選出された。今後はアカデミー会員による審査を経て最終候補15本が発表され、その中から5本がノミネート作品として選ばれる。受賞作が発表される第98回アカデミー賞授賞式は、2026年3月15日(現地時間)に開催される予定だ。

そして今回、本作の北米公開が決定。第96回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』(23年)をはじめ、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた細田守監督『未来のミライ』(18年)、新海誠監督『天気の子』(19年)などを手がけてきた配給会社「GKIDS」が、本作を北米で配給する。これまで長編アニメーション映画を専門に、数多くの作品をアカデミー賞に送り込んできた「GKIDS」が、日本の実写映画を扱うのは初めてとなる。公開は2026年初頭を予定している。

今月は釜山国際映画祭、トロント国際映画祭に出品される本作。日本、ヨーロッパに引き続き、北米でも『国宝』旋風が巻き起こるに違いない。

『国宝』は現在公開中。