堺雅人と井川遥が紡ぐ“静かな恋”の記憶 『平場の月』に成田凌が恋のライバルとして登場

#井川遥#倉悠貴#堺雅人#塩見三省#安藤玉恵#平場の月#成田凌#映画#栁俊太郎#椿鬼奴

『平場の月』
(C)2025映画「平場の月」製作委員会
『平場の月』
『平場の月』

中学時代の初恋を経て再会した男女の再生を描く、切なくリアルな恋愛映画

堺雅人が8年ぶりに映画主演を務め、井川遥が共演するリアルで切ないラブストーリー『平場の月』に、新キャストとして成田凌の出演が決定。あわせて、青砥(堺)と須藤(井川)の溢れる想いを鮮やかに映し出す最新ビジュアルが解禁された。

・堺雅人×井川遥、再会から始まる“静かな恋”が動き出す——映画『平場の月』に新キャスト集結

原作は、2018年の刊行以来、発行部数20万部を突破した朝倉かすみによる小説「平場の月」。男女の心の機微を繊細に描き、各紙の書評で絶賛され、第32回山本周五郎賞を受賞した。

妻と別れた主人公・青砥健将(あおと・けんしょう)は、地元に戻り、印刷会社に再就職。慎ましく、平穏な日々を送っていた。そんな青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子(すどう・ようこ)は、夫と死別し、今はパートで生計を立てている。お互いに独り身となり、さまざまな人生経験を経た2人は再会をきっかけに意気投合。中学生以来、離れていた時間を少しずつ埋めていく。

ある日、アパートの部屋から月を眺めていた須藤に、青砥が問いかける。「お前、あのとき何考えてたの?」。須藤は少し間を置いて、こう答える。「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね、ちょっと」。自然と再び惹かれ合うようになった2人は、やがて未来についても語り始めるのだが──。

主人公・青砥健将を演じるのは、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17年)以来8年ぶりの映画主演となる堺雅人。その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子を演じるのは、堺とは『半沢直樹』以来の共演となる井川遥。さらに坂元愛登、一色香澄、中村ゆり、でんでん、吉瀬美智子、そして堺と11年ぶりの共演となる大森南朋らが出演する。

今回紹介するのは、青砥(堺雅人)と須藤(井川遥)のあふれる想いを鮮やかに映し出した最新ビジュアル。「夢みたいなことを考えていた」と語る須藤の、温かくもどこか儚げな表情。そして、そんな須藤を真剣な眼差しで見つめる青砥の姿が印象的だ。

2人乗りの自転車で無邪気に笑い合う様子や、額を寄せ合い互いのぬくもりを確かめ合う場面など、多彩な表情が切り取られ、次第に距離を縮め、心を通わせていく2人の関係を物語る。お互いへのあふれる想いが、ひとつひとつのカットに込められている。

さらに、無垢で初々しい中学時代の青砥と須藤の姿も描かれ、初恋の記憶を呼び起こす、どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックなビジュアルにもなっている。

『平場の月』

また、新キャストとして成田凌の出演が決定。井川演じる須藤の元恋人で、どこか放っておけない魅力を持つ鎌田雄一役を務める。堺演じる青砥の“恋のライバル”として、物語に大きく関わる重要な役どころだ。

成田は『スマホを落としただけなのに』(18年)や『ビブリア古書堂の事件手帖』(18年)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以降も『愛がなんだ』(19年)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20年)など話題作に次々と出演し、第93回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第74回毎日映画コンクール男優主演賞など数多くの映画賞を受賞してきた。今年は『ブラック・ショーマン』(2025年9月公開)にも出演が決まっており、ますます活躍の場を広げている。

■成田凌

今の自分にとってとても大切な時間を過ごさせていただきました。堺さんとの時間、井川さんとの時間、土井監督との時間、平場の月の現場、とても素敵でした。ずっと居たかったです。言いたい台詞、言われたい台詞、表現したいト書き、たくさんありました。素敵な作品に関わらせていただきありがとうございます。この文章を書き始めたらとんでもない量になってしまったので割愛させていただきました。

『平場の月』は2025年11月14日より全国公開。