北村匠海×林裕太×綾野剛——裏社会に身を落とした若者たちが、本当に信じたものとは?

#北村匠海#愚か者の身分#林裕太#綾野剛

(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会
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愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、闇ビジネスから抜け出す3日間を描く逃亡サスペンス——。第二回大藪春彦新人賞受賞作、西尾潤の同名作を、主演・北村匠海、共演に綾野剛、林裕太を配した話題作『愚か者の身分』の本予告映像が解禁された。

・北村匠海×綾野剛×林裕太、闇で生きるしかない男たちを待ち受ける未来とは?『愚か者の身分』特報

「人生美しい そう思えればいいのに」主題歌はtuki.の「人生讃歌」に決定

本作はNetflixドラマ『今際の国のアリス』シリーズなどの話題作を手掛けるTHE SEVENによる初の劇場作品。岩井俊二の元で長年助監督として活躍し、人間ドラマを巧みに描くことに定評のある永田琴が監督を務める。

原作「愚か者の身分」は自身の経験を基に書いた「マルチの子」が話題となった西尾潤のデビュー作。貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい、抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と、友との絆を描く。

彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開で描くエンターテインメントで、若者たちの貧困・世界に侵食される日本・闇ビジネスの深淵など、今多くの人が感じている共感できる社会的テーマも織り込まれている。

この度解禁される予告編は、⼾籍売買を⾏うタクヤ(北村匠海)と弟分のマモル(林裕太)が肩を組みながら歌舞伎町でつかの間の青春を楽しむ姿から始まる。

劣悪な家庭環境からこの世界に居場所がなかった2人は、生活のために“闇”で生きるしかなかったのだ。

タクヤをこの道に誘った兄貴分的存在で裏社会の運び屋・梶⾕(綾野剛)は、タクヤに頼まれた2枚の偽造免許書をなぜ作ったか問いかけると、自分がマモルをこの世界に引きずり込んだから抜けさせたかった、と本音を漏らす。

一方、半グレたちが血相を変えてタクヤを追い詰めていく。タクヤはマモルの未来を、梶谷はタクヤの身を案じ、危険とわかりながらも共に一縷の望みをかけ動きだす。一体、タクヤは何を仕掛けたのか? 3人の互いを想う気持ちが交差し疾走する3日間の逃走劇が始まる。

裏社会に身を落とした若者たちが、本当に信じたものとは——目が離せない緊迫感あふれる映像となっている。

さらに、主題歌は2024年の第75回NHK紅白歌合戦に現役女子高生シンガーソングライターとして初出場を果たし大きな話題を巻き起こした、今最注目のtuki.が本作のために書き下ろした「人生讃歌」に決定した。

ギリギリの今を生きる男たちに、「人生美しい そう思えればいいのに」と寄り添う歌で、自身初の映画主題歌となるtuki.は「私がたいせつな人たちに伝えたいことがとてもストレートに歌えた曲になりました。映画と楽曲をぜひお楽しみに」と、自身の想いを語った。

また、解禁された本ビジュアルは、タクヤ・マモル・梶谷の3人が、ネオン輝く新宿・歌舞伎町の街をバックに肩を寄せ笑いあう姿。

「生まれ変わるんだ。」というコピーにもあるように、“闇ビジネス”の世界で生きるしかなかった3人に、この先どんな未来が待っているのか——。

『愚か者の身分』は2025年10月24日より全国公開。