アイドルは恋愛をしてはいけないのか、というドメスティックな話題を取り扱った映画『恋愛裁判』が、カンヌ国際映画祭へ。元日向坂46のセンター・齊藤京子がフォトコールに登場、海外の映画ファンから異例の拍手喝采を受けた。
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世界中から集結した腕利きのカメラマンから「サイコー!」の声も
『恋愛裁判』は、『淵に立つ』(16年)『LOVE LIFE』(22年)など世界に注目される作品を世に送り続ける深田晃司監督が、「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事から発想した注目作。
その主人公となる人気アイドル・山岡真衣を演じるのは、元・日向坂46でセンターを務めた経験を持つ齊藤京子ということも、さらなる注目を集める要因となっている。
齊藤は昨年のグループ卒業以降、ドラマやバラエティ番組に引っ張りだこの人気者。本作が映画初主演作となる。
齊藤に対し、深田監督は「ひとつ言えることは、齊藤京子さんとの出会いがなければこの映画は完成しなかったということです。絵空事でしかなかった脚本に全身全霊で血肉を与えてくれた齊藤さんに心から敬服しています」と讃辞を送っているほど。
カンヌ国際映画祭では、齊藤と深田監督が多数の海外メディアが集結するフォトコール(プレス向け撮影会)に登場。
「キョウコ!」「コウジ!」と海外メディアからの呼びかけに応じながら、カンヌの海を背に満面の笑みを見せた。
「海外に来たのは人生で3回目、初めてのヨーロッパ」だという齊藤には、撮影中に大きな呼びかけの声が何度も上がった。
さらには世界中から集結した腕利きのカメラマンから「サイコー!」の声もあがる大変な盛り上がりとなり、撮影終了後にはフォトコールでは超異例の拍手喝采が沸き上がった。
以下、齊藤と深田監督のコメント全文。
■齊藤京子(山岡真衣役)
海外に来たのは人生で3回目、初めてのヨーロッパで貴重な経験をさせていただいています。
アイドルの恋愛を描いた本作に、覚悟をもってオーディションを受け、撮影に臨みました。
深田監督とカンヌ国際映画祭に来られたことは私の人生において大切な思い出になるかと思います。
一生に一度あるかないか、夢にも思っていなかったことなので、ここに来られたことへの感謝を噛みしめながらレッドカーペットを歩きたいと思います。
■深田晃司(監督)
今回3回目のカンヌ国際映画祭に正式出品となり、とてもありがたいことだと思っています。2020年の『本気のしるし』は、オフィシャルセレクションに選ばれていたものの、コロナで完全に映画祭が中止になってしまいました。そのため、作品とともにカンヌに来るのは2016年以来になるので、そういった意味では感慨深いなと思っています。そして、日本のアイドル文化を題材にした本作が海外でどのように受け止められるか、カンヌのお客様の反応が楽しみです。齊藤京子さんは演技に対して真摯に向き合ってくださる方で、トップアイドルとしての存在感はもちろん、目力の強さが素晴らしく、齊藤さんのおかげで、本作は成立しました。カンヌ国際映画祭に訪れる皆様に齊藤京子さんを紹介できる、こんなにすごい俳優さんがいるのだと知らしめられることが一番の楽しみです。
映画『恋愛裁判』は2025年冬、全国公開。
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