『ヲタクに恋は難しい』『ハイキュー!!』ほか、2020年の“原作映像化”期待作!

#映画#元ネタ比較

『ヲタクに恋は難しい』
(C)ふじた/一迅社  (C)2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会
『ヲタクに恋は難しい』
(C)ふじた/一迅社 (C)2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会

炎上したり、それでもやっぱり大ヒットしたり、話題に事欠かない元ネタ作品。2020年もミュージカルの名作『キャッツ』や人気コミックの実写化『るろうに剣心 最終章 The Final』があり、アニメでは『君の名は。』の作画監督・安藤雅司が初監督に挑む『鹿の王』や、やっと完結するはずの『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、Netflixの『日本沈没2020』などなど、話題作がいっぱい。ここでは筆者が気になる元ネタ作品2020年上半期公開作品を紹介しよう。

大倉忠義、成田凌がBL映画で共演! ドロドロ展開をどこまで忠実に再現できるかが気になる

『ムーラン』4月17日公開
自社の名作アニメの実写化が続々登場のディズニーが1998年のディズニーアニメ『ムーラン』を実写化。古代中国を舞台に東洋のジャンヌダルクと言われる強く勇敢な女性・ムーランを描いている。そんなムーランを実写版で演じるのはジャンヌダルク的なヒロインのイメージとはちょっと違う、香港に関する発言が物議を醸したリウ・イーフェイ。共演は病気が心配されたジェット・リーにカンフー映画の卒業宣言をしたドニー・イェン。なんだか不安な要素がある実写版だけど、アニメ版でチャーミングだった赤い竜のムーシューを登場させてくれたら好感度上がりそうだけど、果たして⁉

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』6月公開
ひとつのカルチャーを築き上げたとも言えるテレビアニメシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』のリブートである『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズがついに完結。前作から約8年ぶりであり、全4部作の4作目となる。前作ではテレビアニメシリーズや旧劇場版とは異なる展開を見せており、本作ではいったいどんな内容を見せるのか。詳細を知るのも難しいならタイトルを読むことさえも困難でファンは悶絶しているはず。公開が待ち遠しいファンや未見のアニメファンは、関東圏だけとなるが1月から放送されるテレビアニメシリーズのHDリマスター版のチェックを。

『さくら』
「サラバ!」「きいろいゾウ」の直木賞作家・西加奈子原作の同名小説の映画化。素敵な両親と美男美女の兄と妹を持つ次男の薫の目を通して、幸せだった家族の絶望と崩壊、そして再生を描く。個性的な登場人物の個性的な物語をスピーディーに展開し、パワフルで笑えて泣ける西の作風がどう映像化されるだろうか。主人公・薫を北村匠海が演じ、ヒーロー的な存在の兄を吉沢亮、美形だけど問題ありな妹を小松菜奈が扮し、キャスティングも魅力的だ。タイトルにもなっている愛嬌のある飼い犬・サクラにも注目だ。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』4月24日公開
衝撃が走った2019年7月の京アニ火災事件の後、一時は公開があやぶまれていた『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がついに公開される。事件当初は2020年1月10日に予定されていた公開が延期されたが、4月24日に公開が決定。暁佳奈原作の同名ラノベのアニメ化で、戦場から帰還して「代筆屋」として働く少女を中心に人間模様を描く。武器として心を持たず生きてきたヒロインの心の変遷を京アニらしい美しい映像で綴っている。この劇場版は完全新作となっていて、どんなエピソードを見せてくれるか楽しみだ。

『ハイキュー!! TO THE TOP』1月10日より放映
作品として実質的に一番期待しているのはコレ!『ハイキュー!!』テレビアニメシリーズの第4期だ!2016年の第3期から首を長くして待っていた。『週刊少年ジャンプ』本誌の連載もいよいよラストスパートか!?とファンをざわつかせ、ますます盛り上がっている男子バレーボールを描いた青春スポーツもの。第3期では、春高予選の宮城県代表決定戦で強豪の白鳥沢学園を破って烏野高校が全国大会に出場することとなるところまでが描かれた。おそらく第4期では全国大会に向けての合宿や練習試合が描かれていくだろうとワクワク。願わくば、原作とは流れが前後してでも、音駒高校や梟谷学園が活躍する東京都代表決定戦も描いて欲しい。

『ヲタクに恋は難しい』2月7日公開
もう、この宏嵩はヲタク女子の理想の塊でしょ! 長身イケメンで仕事もできる宏嵩は無表情だけど優しくて、何と言ってもゲームヲタクだから女子のヲタクへの理解が深くて優秀!宏嵩が理想のタイプ過ぎるから個人的趣味により期待作の1位に。そんなゲーヲタのリーマン・宏嵩とヒロインの隠れヲタク女子の成海との不器用な恋模様を描いた、Pixiv発の人気コミックの実写化だ。2018年にテレビアニメシリーズ化もされたけど、3次元でどうなるか楽しみだ。宏嵩を演じるのは山崎賢人で、どちらかというとかわいい系の彼はクールなキャラをどう演じるだろうか? 実写映画版『銀魂』の福田雄一監督がどう料理するかも見どころだ。(文:入江奈々/ライター)

入江奈々(いりえ・なな)
都内録音スタジオの映像制作部にて演出助手を経験したのち、出版業界に転身。レンタルビデオ業界誌編集部を経て、フリーランスのライター兼編集者に。さまざまな雑誌や書籍、Webサイトに携わり、映画をメインに幅広い分野で活躍中。