不倫相手と一夜を過ごした性悪女を狙うスナイパーの正体とは…!? サバイバル・スリラー『ハンテッド 狩られる夜』予告編
人間食べ食べカエル「今後のシチュエーション・スリラーはこれを手本に」
『ハイテンション』(03年)『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06年)などでホラー界に衝撃を与えてきた鬼才アレクサンドル・アジャが製作を務めた『Night of the Hunted(原題)』が、邦題『ハンテッド 狩られる夜』として公開されることが決定した。本作よりポスタービジュアルと本予告を紹介する。
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本作は、残虐無比なスナイパーとその標的となってしまった女性の攻防を描くサバイバル・スリラー。スペインのインディーズ・スリラー映画『シャドウ・スナイパー』(15年)を原案に、孤立無援のガソリンスタンドでスナイパーにひたすら狙われ続けるという設定を最大限に活かしながら、コロナ禍後の混沌とした社会を舞台にすることでアメリカ社会の“今”を物語に反映させつつ、よりスリリングかつ残酷に映画を生まれ変わらせた。
不倫相手と一夜を過ごし、深夜に夫のもとへと家路を急ぐアリス。偶然立ち寄った人里離れたガソリンスタンドには、どこにも店員の姿がない。仕方なく店を出ようとしたその時、突然どこからか銃弾が飛んできて腕を負傷、彼女を心配し店内に入ってきた不倫相手も撃ち殺されてしまう。どこから狙われているのか? 犯人の目的は? 残虐無比なスナイパーの餌食となってしまった彼女の人生最悪の夜が始まる…。
製作を務めたのは、『ハイテンション』や『ヒルズ・ハブ・アイズ』など数々の残酷な衝撃作でその名を轟かせてきたフレンチ・ホラー界の鬼才アレクサンドル・アジャ。『ハイテンション』を彷彿とさせる理不尽な物語の始まりや、容赦ないスナイパーの仕打ちは、アジャのスタイルが色濃く反映されている。監督はアジャの盟友であり、イライジャ・ウッドが新境地を見せたことでも話題となった80年代のカルトホラーのリメイク『マニアック』(12年)で知られるフランク・カルフン。
主人公のアリスを演じたのは、『屋敷女』(07年)のコンビが監督を務めた水中ホラー『ザ・ディープ・ハウス』(21年)で注目を集めたカミーユ・ロウ。ヴィクトリア・シークレットやルイ・ヴィトンなど数々のハイブランドのモデルも務めてきたカミーユだが、本作では製薬会社でSNSマーケティングを担当し、好きでもない同僚と不倫する性悪女を好演。血だらけでボロボロな姿になりながらも、店内の物を駆使するなどして、必死に生き抜こうともがく姿が印象的だ。
今回紹介するポスターは、血がべったりと付いた手で口元を覆うアリスの表情を捉えたもの。彼女のギリギリの精神状態が想像できる「息もできない」というキャッピコピーから、突然スナイパーの標的となり絶望の淵に追い込まれた恐怖心と、いつどこから銃弾が飛んでくるか分からない張り詰めた緊張感が伝わってくる。血濡れた夜を彷彿とさせる真っ赤な背景には、店内でスナイパーの餌食となった不倫相手の死体が転がっており、彼女の置かれた絶望的状況を強く感じさせる。この血と恐怖で染まった夜がどんな結末を迎えるのか、期待が否応なく高まるデザインだ。
あわせて本予告も紹介する。不穏なBGMをバックに映し出されるのは、車から漏れるガソリン、周りに血が飛び散ったキリストの置物、急いで店を後にしようとしたアリスを突然襲う銃弾…。不倫相手も射殺され、孤立無援の状況に陥ったアリス。助けを求めたトランシーバーの通信相手は、なんと彼女の命を弄ぶスナイパーだと分かり、より一層絶望的な状況へと追い込まれていく。自分とアリスは同類だと告げるスナイパー。彼女が執拗に狙われる理由が見え隠れする2人の会話にも注目して欲しい。
また、本作をいち早く鑑賞した、ホラー映画ファンから絶大な信頼を寄せられる人間食べ食べカエル、zombie手帖らホラーオピニオンリーダー2名からの絶賛コメントも到着。Xのフォロワー18.1万人を誇る人喰いツイッタラーの人間食べ食べカエルは、「今後のシチュエーション・スリラーは、これを手本にしてほしい」と本作の設定を活かした息つく暇もない展開の面白さを称賛。「ゾンビ映画大事典」などの著者でありゾンビ映画をこよなく愛するzombie手帖は、「こんなにシンプルなのに、こんなに胃をキリキリさせるとは!」とゾンビ不在の人対人のスリラーながら、その血生臭いスリリングな演出に思わず胃を痛めたと激賞している。
『ハンテッド 狩られる夜』は2024年2月23日より全国公開。
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