「選挙取材では10キロくらい痩せるんです」選挙に取り憑かれたライター・畠山理仁が『NO選挙,NO LIFE』イベントに登壇
畠山「普通のことをやっていると思っていましたが…あらためて変な人ですよね」
国政から地方選、海外の選挙など、25年の選挙取材歴を持つフリーランスライター・畠山理仁(50)。その畠山を追いかけたドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』の東京先行プレミアイベントが新宿ピカデリーにて行われ、前田亜紀監督、畠山、ダースレイダー、プチ鹿島、大島新プロデューサー(MC)が登壇した。
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畠山は作品の感想として、「完成した映画を見るまでは、僕自身、普通のこと(選挙取材)をやっていると思っていましたが…あらためて変な人ですよね」と自虐をこめ笑わせた。
前田監督も「私も普通の人だと思っていたんですけど、撮影や編集をしていて、そうじゃないことがわかりました。畠山さんの肩越しに見える世界は、とてもいろんな豊かな世界が広がっているんだろうなと思ったら、途中からだんだんカメラがぶれていって…なんか畠山さんの方にカメラがシフトしていきましたね」と語った。
また、畠山は選挙期間中の食事について触れ、「選挙取材では10キロくらい痩せるんです。候補者全員を取材するとなると食事をする時間がなくて。たまにどうしようもなく時間が空いた時とか待ち時間が10分あったら店にはいって食べるんですけど、その地の名物を一気に2食とか3食とか食べるんです」と明かし、「きしめんとか味噌煮込みうどんとか8分で食べるんですけど、やけどで舌がべろべろになってしまう」と会場の笑いを誘った。
旧知の中川智晴氏(65)は岡山在住で、昨夏の参院選は約7200票で落選した。次の衆院選を目指し今年2月、中川氏が東京・渋谷ハチ公前で街頭演説するシーンでは、雑踏のいろんな音に混じってあるメッセージが入るという。「偶然なんですけど『諦めるな何があっても!』っていう一言が入ってるんですよ。僕(映像を見て)3回目ぐらいで気付いて…」。これを聞いたダースレイダーも思わず「中川さんのテーマみたいですね」と指摘した。
畠山は「前田監督さすが天才! あの音わざとですか?」と尋ねるが、前田監督は「何のことを言ってるんですか?」とポカ~ン。大島プロデューサーも「監督も私も編集の宮島(亜紀)さんも誰も気付いてません」と打ち明けた。
すかさず鹿島は、「それ、岸田(文雄)首相に見ていただきたいですね」とひと言。作品タイトルに引っ掛け、「岸田さんもこないだ“ノー選挙”って言ってましたからね。“年内ノー選挙”ってね。まだ(年内の衆院解散・総選挙は)できる。そうすると忙しくなりますから」と毒づいた。
『NO選挙,NO LIFE』は全国公開中。
・『NO選挙,NO LIFE』東京先行プレミアイベントの写真はこちらから!
・[動画]選挙に取り憑かれたライター畠山理仁、多様な候補者全員を取材!ドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』特別映像
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