長瀬智也「もうアイドルに戻らなくていい」と俳優・長瀬を後押しする監督からの手紙に感動

#長瀬智也

長瀬智也
長瀬智也
長瀬智也
左から高橋一生、長瀬智也、ディーン・フジオカ
前列左から高橋一生、長瀬智也、ディーン・フジオカ、深田恭子。後列左から本木克英監督、阿部顕嵐、寺脇康文、六角精児
ディーン・フジオカ
高橋一生

映画『空飛ぶタイヤ』公開記念舞台挨拶が6月16日に丸の内ピカデリーで行われ、主演の長瀬智也をはじめ、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、六角精児、本木克英監督が登壇した。

『空飛ぶタイヤ』公開記念舞台挨拶、その他の写真

本作は、人気ドラマ『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』などの原作者として知られる池井戸潤の初となる映画化作品。トレーラーの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長の赤松徳郎(長瀬智也)が自社の無実を証明すべく、製造元の自動車会社がひた隠す不正を暴く闘いに挑む姿を描いた大逆転エンターテインメント作品だ。

長瀬は「ようやくみなさんに見ていただけることを嬉しく思います。今回は、社長役という自分とはかけ離れた役柄だったので、非常に学ぶことが多かったです。素敵なキャスト、スタッフの方々に囲まれて幸せでした」と挨拶。長瀬と対立する大手自動車会社社員の沢田悠太役を演じたディーンは「1人ひとり違う立場から作品を見てもらうことで、大きなドミノみたいに繋がって1つのムーブメントになってくれれば」と語った。

また、グループ会社の経営計画に疑念を抱く銀行員の井崎一亮役を演じた高橋も、ディーン同様「“正義と悪”が混在するメッセージ性の高い作品となっている」と本作の意義を熱弁。本作が初の映画出演となった長瀬の後輩である阿部は、公開初日にグッズを買い込んだエピソードを語ると「テレビで見ていた方々とこうして同じ舞台に立てて、緊張しっぱなしです」と初々しく話し、会場からは黄色い声援が飛んでいた。

この日は、池井戸作品に通ずる「大逆転」をテーマに「最近起きた大逆転エピソード」を披露するコーナーも。寺脇は舞台で共演する新田真剣佑が控室に挨拶をしに来た際に、それまで先輩・後輩としてフランクに接していたが、真剣佑が父親・千葉真一を伴っての挨拶だったため、寺脇自身の態度が一変して低姿勢になったというエピソードを披露し、笑いを誘う。

長瀬は自身が大の猫好きであることを告白すると、「犬ブームから一転、昨今の猫ブームへと逆転したことがう嬉しい」とコメント。深田は6歳下の妹の子どもたちを可愛がっていることを、妹から付け込まれているようで「いつの間にかお世話ばかりさせられている」と笑顔で明かすと、ムロツヨシとの共演が多かったディーンは「最近、『ディーン・ムロ』とムロツヨシが名乗っているが、いつの間にか『ムロ・ディーン』となっていたことに『嫌な気持ちではないが、許可してない』」と会場を沸かせると、すかさず長瀬が「実は、ディーン君、キレているね」と茶化して、さらなる笑いを誘った。

また、本木監督から長瀬へサプライズの手紙が読まれると、クランクアップ時に「しばらくアイドルに戻る」と長瀬が話したことを引き合いに、監督は「あなたはもうアイドルに戻らなくていい。俳優・長瀬智也が次にどんな役に挑戦するのかが見たい」という熱いメッセージ。これに長瀬は「心に響くものがありました。思ったことは素直に言っちゃうので失礼なことも多々あったかもしれない。でも監督の器の大きさとキャリア、そういった思いがあったからこそ、僕も思い切りできたのかな。でも、そういう風にできたのも共演してくださった役者のみなさんたちのおかげでもある。ありがたいことです。感動しました」と思いを吐露。

最後に本木監督が「この映画は、今の日本の社会でこういう人たちがいてほしいなと思って作った作品です」と語ると、長瀬は「こんな時代だからこそ、この作品のメッセージが際立つ。色々な正義がありますが、みなさんが感じたことが僕らが伝えたかったことです。お風呂に入って、寝る前に“#空飛ぶタイヤ”とつぶやいてください」と笑いを誘いながら、駆け付けた会場のファンにメッセージを送っていた。

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