最新作『キングダム 運命の炎』が今夏公開！ 前2作がNetflix TOP10でランクイン

山﨑賢人主演の大ヒット作『キングダム』＆『キングダム2 遥かなる大地へ』

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、視聴時間で人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回「ムビコレ」では、日本（映画）TOP10より第1位の『キングダム2 遥かなる大地へ』と第7位の『キングダム』をピックアップ。宇多田ヒカルが主題歌を書き下ろしたことが明らかとなった最新作『キングダム 運命の炎』の今夏公開を前に、シリーズ前2作を振り返ってみたい。

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中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという志を抱く信（しん）と、中華統一を目指す秦国の若き王・嬴政（えいせい）の波乱万丈の運命を描いた原泰久による漫画シリーズ「キングダム」。現実世界での映像化は不可能と言われていたこの累計発行部数9200万部（2022年12月現在）の大ヒットコミックを、壮大なスケールで実写化したのが2019年公開の『キングダム』だ。山﨑賢人が主人公である信、吉沢亮が信の親友である漂および嬴政の二役に扮しているほか、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、大沢たかお、ほか豪華俳優陣が集結した。

紀元前245年、戦災孤児の信と漂は、奴隷として暮らしながら立身出世を夢見て鍛錬に励んでいた。ある時、漂は王都の大臣・昌文君（高島政宏）によって王宮へと迎えられ、2人は別々の道を歩むことに。しかし、王宮でクーデターが勃発し、漂は王位を奪われた嬴政の身代わりとなって死亡。シリーズ1作目では、漂が命を懸けて守ろうとした嬴政と共に歩む決意をした信が、王座を奪還すべく王宮へと乗り込んでいく姿を活写していく。嬴政軍に合流した山界の美しき王・陽端和を妖艶に演じた長澤のアクロバティックな戦闘シーンや、後のシリーズでも重要な役割を担う六大将軍の最後の1人・王騎役を務めた大沢の怪演も見逃せない。

人気の羌瘣を清野菜名が体現！『キングダム2』

そして興行収入57.3億円突破の大ヒットとなった第1作目から3年、満を持して公開されたのがシリーズ2作目となる『キングダム2 遥かなる大地へ』だ。「蛇甘（だかん）平原の戦い」のエピソードをベースとする本作では、嬴政が王座奪還に成功してから半年後、信の初陣が描かれる。信は秦国への侵攻を開始した魏を迎え撃つため、歩兵として参戦することに。最悪な戦況のなか、同郷の尾平（岡山天音）と尾到（三浦貴大）、頼りない伍長・澤圭（たくけい／濱津隆之）、哀しい瞳をした羌瘣（きょうかい／清野菜名）と共に戦う信の、縦横無尽な戦いぶりと成長は見どころの1つ。さらに物語のキーマンとなる羌瘣をとりまく人間ドラマや清野のキレッキレのアクション、そしてひとクセある秦の総大将・麃公（ひょうこう）将軍を演じた豊川悦司の圧倒的な存在感など、全てにおいてパワーアップした歴史アクションが堪能できる。

なお、最新作『キングダム 運命の炎』は2023年7月28日公開予定。「馬陽の戦い」と「紫夏編」のエピソードをベースに、信が隊長を務める飛信隊の活躍と「なぜ、中華統一を目指すのか？」という「キングダム」の根幹ともいうべきテーマが描かれる。累計100億円超の大人気シリーズ最新作をより楽しむために、前2作をおさらいしてみてはいかがだろう。

最新作の公開を前に、シリーズ前2作がランクイン！

5月15日から配信がスタートした『キングダム2 遥かなる大地へ』は、配信初週の集計（5月15日～5月21日）および今週の集計（5月22日～5月28）と2週連続で第1位。昨年7月に4週にわたってTOP10入りした後に圏外となっていた『キングダム』も、2の配信と連動して先週第5位、今週第7位と2週にわたりランクインしている。（文：足立美由紀／ライター）

※高島政宏の「高」は「はしごだか」が正式表記

【Netflix日本Top10（映画）／5月22日～5月28日】
1位『キングダム2 遥かなる大地へ』
2位『さがす』
3位『ザ・マザー』
4位『決戦は日曜日』
5位『マザーズ・デイ』
6位『グレートウォール』
7位『キングダム』
8位『トップガン マーヴェリック』
9位『ミットナイトスワン』
10位『ハリーポッターと賢者の石』

〔訂正とお詫び〕初掲載時に、作品タイトルに入力ミスがありました。訂正してお詫びいたします。