アラン・ドロンの息子であることを訴えるも認知されず
アラン・ドロンの隠し子と言われる写真家のアリ・ブローニュがパリの自宅でなくなっているのが発見された訃報を受けて、ドロンの長男で俳優・作家のアントニー・ドロンがインスタグラムで弔意を表した。
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フランスの「Le Parisien」紙によると、ブローニュは20日未明(現地時間)にパリ15区の自宅アパートで亡くなっているのを、旅行から戻った恋人と思われる女性が発見した。ブローニュは最近健康状態が悪化し、半身不随となって車椅子を使っていたという。
1962年生まれのブローニュの母親はベルベット・アンダーグラウンドのシンガーで女優のニコだ。彼女は息子の父親について、短期間だけ関係を持ったアラン・ドロンだと主張していたが、ドロンは否定し続けてきた。だが、ヘロイン中毒で育児が不可能となったニコに託されてブローニュを育てたのはドロンの母のエディット・ブローニュだった。ブローニュという姓は彼女の2番目の夫ポールのもので、ドロンの継父であるポールが1977年にアリを養子に迎えたことで、アリはブローニュ姓を使っていた。
アリ・ブローニュは2001年にフランスの裁判所に父子関係の承認を申請していたが却下され、2021年に再び訴えを起こしたが、ドロンがスイス居住者であることを理由に却下されている。
ドロンはエディットがアリを引き取ることに反対したが、エディットは後に「アリが私の息子の息子であるという確信を、誰も奪うことはできない」と語った。
ブローニュの急死について、今年88歳になるドロンは沈黙したままだが、ドロンの長男で俳優・作家のアントニー・ドロンは20日夜にインスタグラムを更新、黒の背景に「R.I.P」(安らかに)の一言に合掌する絵文字を付けた画像をアップした。
そしてコメントで「やすらかに、アリ。悲劇的な運命。悲しみ。今夜は彼の2人の子どもたちのことを思います」と記した。ブローニュにはパートナーとの間に一男一女がいる。
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