2016年にヒットするのはこの映画だ!『ファインディング・ニモ』続編やハリポタ新シリーズなど目白押し

#興行トレンド

『ブリッジ・オブ・スパイ』
(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC.  Not for sale or duplication.
『ブリッジ・オブ・スパイ』
(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
『ブリッジ・オブ・スパイ』
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『シーズンズ 2万年の地球旅行』
(C)2015 Galatée Films - Pathé Production - France 2 Cinéma - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhône-Alpes Cinéma - Winds - Pierre et Vacances
『信長協奏曲』
(C)石井あゆみ/小学館 (C)2016「信長協奏曲」製作委員会
『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』
(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2016
『暗殺教室〜卒業編〜』
(C)2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT 
  (C)松井優征/集英社
『エヴェレスト 神々の山嶺』
(C)2016『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会 
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
『アーロと少年』
(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
『テラフォーマーズ』
(C)貴家悠・橘賢一/集英社 (C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会
『ズートピア』
(C)2015 Disney. All Rights Reserved.

2016年の映画界はどんな作品が話題になりそうか。ヒットしそうな話題作をシーズンごとに見てみる。

正月第2弾作品には、スティーブン・スピルバーグ監督×トム・ハンクスのコンビで米ソ冷戦下を舞台にしたサスペンスドラマ『ブリッジ・オブ・スパイ』や、『オーシャンズ』の製作陣によるネイチャードキュメンタリー『シーズンズ 2万年の地球旅行』、10年ぶりに復活する人気シリーズ『さらば あぶない刑事』、人気ドラマの映画化『信長協奏曲』などがラインアップされている。

春休みは、今年興収39億円の大ヒットを記録した『映画ドラえもん』の新作『新・のび太の日本誕生』が本命と目される。他の話題作には、ピクサーアニメーションの新作『アーロと少年』、今年大ヒットした人気マンガの映画化続編『暗殺教室〜卒業編〜』、広瀬すず主演で累計販売部数1400万部突破の人気少女マンガを2部作で描く『ちはやふる –上の句・下の句-』、夢枕獏の山岳小説を岡田准一、阿部寛、尾野真千子で描く『エヴェレスト 神々の山嶺』、人気アメコミヒーロー映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』などがある。

ゴールデンウィーク興行は、今年興収45億円の大ヒットを記録した『名探偵コナン』の新作『純黒の悪夢(ナイトメア)』が一番手。他の話題を見ると、アニメ映画では『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENTSIONS』、邦画実写では人気マンガを実写化した『テラフォーマーズ』『アイアムヒーロー』がある。一方、洋画では人気アメコミヒーロー映画『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』やディズニーアニメーション『ズートピア』が控える。

夏興行は大ヒット作の続編が相次いで公開される。2010年に118億円をあげた『アリス・イン・ワンダーランド』の続編『アリス/スルー・ザ・ルッキング・グラス』、03年に110億円をあげた『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』が登場。12年に68.7億円をあげた『ONE PIECE FILM』の新作『GOLD』もある。また久々に復活する洋画シリーズ作が2本。主役をウィル・スミスからリアム・ヘムズワースにバトンタッチして20年ぶりに復活する『インデペンデンス・デイ/リサージェンス』、主人公を男性から女性に代えて27年ぶりによみがえる『ゴーストバスターズ』だ。この他、邦画では『シン・ゴジラ』や、『るろうに剣心』の大友監督の新作『秘密』がある。

秋は、トム・ハンクスが『天使と悪魔』以来7年ぶりにラングドン教授を演じる『インフェルノ』が控える。冬は、『ハリー・ポッター』の5年ぶりの新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『ローグ・ワン(原題)』、『永遠の0』の岡田准一と山崎貴監督が再びタッグを組むベストセラー小説の映画化『海賊と呼ばれた男』もある。また公開時期は不明だが、人気マンガを再び映画化する『デスノート2016』もある。文:相良智弘/フリーライター)

相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。

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