先週は『アニー』のヒット予想が的中! 今週の大本命は亀梨和也主演作(前編)

#週末シネマリサーチ

『ジョーカー・ゲーム』
(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
『ジョーカー・ゲーム』
(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会

〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

1月24日〜25日のランキングは『ベイマックス』がV4を達成。累計550万人、興行収入70億円を突破。『アナと雪の女王』、『マレフィセント』に続く、ディズニーの大ヒットとなった。本コラムで3位と予想した『ANNIE/アニー』は初登場2位。初週で16万人を動員し、大ヒットミュージカル『レ・ミゼラブル』(22万人)に迫るスタートを切った。6位に予想した『ビッグ・アイズ』は14位、9位に予想した『さよなら歌舞伎町』は上映館数の少なさも響いて圏外、注目作として挙げた『KANO 1931海の向こうの甲子園』は13位だった。

【今週の上位ランキング予想】
◎『ジョーカー・ゲーム』(東宝)
○『エクソダス:神と王』(20世紀フォックス映画)
▲『マエストロ!』(松竹、アスミック・エース)
△『繕い裁つ人』(ギャガ)
×『映画 深夜食堂』(東映)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)

◎【2位予想】ジョーカー・ゲーム
 柳広司のスパイ小説を、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。主演に亀梨和也(KAT-TUN)、深田恭子、伊勢谷友介など豪華キャストが顔を揃えた。
2014年の興行成績年間ベスト10で他の配給を圧倒した東宝。新年一発目となった実写『映画 ST赤と白の捜査ファイル』も本作とほぼ同等の公開規模で約15万人、2億円を稼いだ。ちなみに亀梨が出演している映画の初週成績を見ると、『バンクーバーの朝日』(14年)が約12万人、1億5,000万円で4位、『俺俺』(13年)が65スクリーンで約3万人、4400万円で10位、本作と同じく東宝&主演の『映画 妖怪人間ベム』(12年)が17万人、2億6,000万で2位にランクインしている。
1月8日に完成披露試写、同月20日には公開直前イベントを行い、亀梨のスパイ適性が「女性に弱くちょっとH」と報じられ話題を呼んだ。強力『ベイマックス』にどこまで肉薄できるかが注目だ。(後編へ続く)(文:磯部正和/映画ライター)

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