人類滅亡の危機を描いたSF大作『地球が静止する日』。名作『地球の静止する日』(51)をリメイクしたこの作品の監督を務めたスコット・デリクソン、キャストのキアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミスが来日し、都内で記者会見を行った。
小走りで登場したこの日のキアヌはやけにハイテンション。会見前に行われた写真撮影でもキビキビとした動きを見せ、目線をもらおうとするカメラマンたちが口々に「すみません! コチラを!!」と呼びかけるのを、「スミマセン♪」と真似てみたり、会見中に鼻歌を歌ったり……ユニークな素顔をかいま見せた。司会者が、2年前、親友のサンドラ・ブロックと共に来日した『イル・マーレ』以来ですねと言うと、「時の経つのは早いですね〜」と感情たっぷり、感慨深げに答えていた。
『地球が〜』でキアヌが扮するのは、宇宙からの使者クラトゥ。彼が、地球を救うためには人類が滅亡するしかないと告げに来たことから、壮大なドラマが展開する。地球を傷め続ける人類への警鐘が込められた作品だけに、撮影中も、CO2輩出削減のための徹底した省エネ活動が実践されたというが、各人はどのようなエコ活動に励んでいるのだろう?
「今日、この映画を持ってきたことがそのひとつ。それから、普段の私は普通の市民なので、市民としてちゃんとリサイクルしたり、太陽発電のソーラーパネルを屋根につけたり、森林保護に貢献したりと、その程度ですね」とキアヌ。ジェニファーは「できるだけ無駄な電気は消すようにして、ハイブリットカーに乗っています」と話していた。
本作で人々を涙させる名演技を披露している10歳のジェイデン・スミスは、なんとあのウィル・スミスの息子! 母のジェイダ・ピンケット=スミスも『マトリックス レボリューションズ』などに出演する人気女優だ。演技については、両親から「演技するのではなく、その人になりきりなさい。その瞬間を生きなさい」とアドバイスされたと話す。そのおかげなのか、「撮影中、少しプレッシャーを感じましたが、全体としてはとても楽しかった。こんな大作に出られてFeel Good(いい気分)!」と余裕の笑み。
そして最後に、映画のようにエイリアンが来たらどうするか、そして滅亡の危機に立たされたときの“最後の晩餐”にはどんな物が食べたいかという質問にキアヌは、「エイリアンに出会ったらすごく興奮すると思います。受け入れる気持ちで会いたいですね。それから、僕は“最後”という言葉は嫌いなのですが、最後の晩餐では、素晴らしい食事をできるだけ長い時間かけて楽しみたい。ステーキにシーザーサラダ、シャトーマルゴー、チョコレートケーキ……」と回答。チョコレートケーキには特にこだわりがあるようで、日本語訳にその言葉がなかなか登場しないことを察し、通訳さんに何度も「チョコレートケーキ」と身振りを交えて繰り返す姿は、まるでお菓子に目がない少年のようだった。
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