急すぎる引退宣言にジュリアン・ムーアらは言葉を失う

先月30日(現地時間)、失語症と診断されたことを理由に俳優引退を発表したブルース・ウィリスに向けて、多くのセレブたちが温かいメッセージを送っている。

ウィリスの代表作の1つ、M・ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』(99)で共演し、天才子役として一躍脚光を浴びたハーレイ・ジョエル・オズメントはインスタグラムに、おそらく『シックス・センス』当時のものと思われるウィリスのモノクロの写真に添えて以下のメッセージを綴った。

ブルース・ウィリス、失語症での俳優業引退を発表 でもあと8本の新作が待機中!

「私がずっと憧れてきた人にふさわしい言葉を見つけるのは難しいことです。最初は大スクリーンで、それからとてつもない幸運に恵まれて直接お会いしました。彼は真の伝説です。私たちみんなの生活を、50年近くも続くたった1人のキャリアで豊かなものにしてくれました。間近で見せてもらうことができたことについて、彼が築いた膨大な作品を私たちが長年楽しみ続け、これから何年も何年も楽しめることについて、とても感謝しています。私はただ、ブルースと彼の家族に尊敬と深い賞賛を示したいと思いました。彼らが勇気と不屈の精神で前進することに対して。それが彼らなのです。」

『シックス・センス』のシャマラン監督はツイッターにメッセージを投稿。
「すべての愛と尊敬を私のビッグ・ブラザー、ブルース・ウィリスへ。素晴らしい家族のサポートと強さに彼が囲まれていることはわかっています。彼はこれからも、私が子どもの頃に部屋の壁にポスターを貼っていたあのヒーローであり続けます」

かつて、レストラン・チェーンの「プラネット・ハリウッド」の共同経営者として名を連ね、『エクスペンダブル』シリーズ(10、12にウィリスは出演)で共演もしたシルヴェスター・スタローンはインスタグラムに懐かしい写真の数々を並べて「私たちは長い付き合いだ。君と君の素晴らしい家族の幸せを祈っています」と綴った。

先日開催の第94回アカデミー授賞式で、ウィリスも出演していた『パルプ・フィクション』(94)のキャストとして、ウマ・サーマンとサミュエル・L・ジャクソンと主演男優賞のプレゼンターを務めたジョン・トラヴォルタは『ベイビー・トーク』(89)の頃から家族ぐるみで親しかった。インスタグラムに両家の家族と撮ったプライベートなスナップも添えて心からのお見舞いを綴っている。

「ブルースと私は、2本の大ヒット作で共演して良き友人になりました。『パルプ・フィクション』と『ベイビー・トーク』です。
何年も経ってから、彼は私に言いました。『ジョン、これを知っていてほしいんだ。君に何かいいことがあると、僕は自分にいいことが起きているような気分になるんだ』。彼はこれほど思いやりのある魂の持ち主なのです。大好きだ、ブルース」

『REDリターンズ』(13)で共演したアンソニー・ホプキンスも、ウィリスとのツーショットに添えて、「君との共演は私の人生において特別な時間だった。愛と祈りを君と君の家族に」と綴った。

ウィリスの家族が発表した突然のニュースに、冒頭のオズメントのように言葉を失うセレブは多かったようで、ジュリアン・ムーアやシンディ・クロフォードのように、元妻のデミ・ムーアの投稿にハートや手を合わせて祈るポーズの絵文字を送るのが精一杯というケースもあった。

ウィリスの家族は投稿で、これからもウィリスと共に「大いに楽しむ(Live it up)」と前向きに綴ったが、これを受けてインスタグラムに1枚のオフショットを投稿したのは、デミ・ムーアと『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03)で共演したルーシー・リューだ。

砂浜で海をバックに、普段着姿のウィリスとムーア、リューがジャンプしている。

「ブルース・ウィリスの“大いに楽しむ(Live it up)”モードで。あなたとあなたの家族のことが、あらゆる面で大好きです」

この投稿にはウィリスとムーアの娘のルーマーとスカウトも反応し、ルーマーは赤いハートの絵文字4つで返信。スカウトは「これは素敵!!!!」とコメント。リューはそれぞれに「あなたたちが大好きです!」と返信している。

 

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