【今日は何の日】サイコの日だから…“女子高生に殺されたい”イカれた教師の映画を紹介
本日、3月15日はサイコの日。「サスペンスの神」とうたわれた映画監督アルフレッド・ヒッチコックの最大のヒット作にして、後世の映画に多大なる影響を与えた『サイコ』(60年)を讃え、20世紀フォックス映画が制定した記念日だ。
数ある映画の中でも人気ジャンルである「サイコ」。この春は、注目のサイコ映画がいくつも公開を控えている。今回は、その中から特におすすめしたい1本ご紹介しよう。
・田中圭、女子高生たちにあやしい視線を投げかける…「待ってたんだよ、君が女子高生になるのを」
田中圭がサイコな教師を演じる新作『女子高生に殺されたい』
4月1日より全国公開される、田中圭主演『女子高生に殺されたい』。田中が演じるのは、女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。人気教師として日常を送りながらも“理想的な殺され方”の実現のため、9年間も密かに綿密に、“これしかない完璧な計画”を練ってきた。彼の理想の条件は2つ、「完全犯罪であること」と「全力で殺されること」。明るく平和な学園内で、静かに着実に男の計画は進んでいく…。
「ライチ☆光クラブ」「帝一の國」などの古屋兎丸による同名コミックを、『性の劇薬』『アルプススタンドのはしの方』(共に20年)の城定秀夫監督が実写映画化した本作。
「女子高生に殺されたい」…一見突拍子もなく、叶いそうもない願望なのだが、本当に9年間練られていたと思わせる綿密な計画がストーリーを追うごとに明らかに。予測できない展開に、気付いたらのめり込んで見てしまう作品だ。
数人の女子高生から好意を向けられる教師。そんな役どころも、田中が演じるからこその説得力がある。さりげないボディタッチの“うまさ”には「これは好きになっちゃうわ…」と納得。大島優子が演じる、妙に学校にいそうなリアリティのある臨床心理士にも注目だ。
全ての条件が揃ったとき、春人の目的は無事達成されるのか…? 衝撃のラストは、ぜひ劇場で確かめてほしい。
このほかにも、4月1日からは第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いた『TITANE/チタン』、5月6日からは阿部サダヲと岡田健史W主演の『死刑にいたる病』などサイコ映画が続々公開される。楽しみにして公開を待とう。(Y)
『女子高生に殺されたい』は、2022年4月1日より公開。
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