ウクライナ緊急支援企画として先行配信されている『ピアノ―ウクライナの尊厳を守る闘い―』

アジアンドキュメンタリーズが「ウクライナ 自由への闘い」視聴料寄付プロジェクト

ロシアによるウクライナ侵攻に対し、ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービス「アジアンドキュメンタリーズ」では祖国と家族を守ろうと懸命に行動されるウクライナの人々を支援するため、「ウクライナ 自由への闘い」と題したウクライナ緊急支援企画を実施し、会員の皆様の視聴料を寄付する取り組みを行っている。

特集編成は4月1日からを予定しているが、先行して3月11日から、特集作品のうちの1作品を緊急配信中だ(https://asiandocs.co.jp/)。

ウクライナの平和革命の象徴となった日本初公開のドキュメンタリー

3月11日から先行配信する作品は、日本初公開となるドキュメンタリー映画『ピアノ―ウクライナの尊厳を守る闘い―』(原題:PIANO/15年)。

2014年2月、親ロシア派の政権に抗議する市民や学生が軍や警察と対峙した「ユーロ・マイダン革命」。この騒乱の真っただ中の首都キエフの独立広場で、音楽院の学生アントネッタ・ミッシェンコがバリケードにされようとしていたピアノを救い出した。

厳寒の広場で若きアントネッタが演奏するショパンは人々の心をつかむ。そして世界的に有名な作曲家であるリュドミラ・チチュクや兵士のヴォロディミル、仮面の男ボーダンも演奏に加わっていく。

政権側は彼らを「ピアノ過激派」と呼んだ。広場のピアノと4人の英雄は、やがてウクライナの平和革命の象徴となり、同時に権威主義的支配への抵抗となっていく。

この革命により、ヤヌコーヴィチ大統領が失脚し、隣のロシアへ亡命した。そして、新たな政権の発足や、 2004年憲法の復活、数ヵ月以内の臨時大統領選挙の成し遂げなど多くの成果をあげ、ウクライナの政治・社会に大きな変化をもたらした。

一方で、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領の失脚は、ロシアの猛反発を招き、ウクライナ領のクリミア半島のロシア併合、親ロシア派武装勢力によるドンバス地方での戦争勃発、クリミア危機・ウクライナ東部紛争、そしてウクライナへのロシア侵攻へとつながっていく……。

加えて、4月1日からは、ウクライナをテーマにしたドキュメンタリー映画2作品の配信がスタートされる。『ピアノ―ウクライナの尊厳を守る闘い―』を含む、全3作品の視聴が寄付の対象となる。

「アジアンドキュメンタリーズ」では、侵攻によって多くの犠牲を受けているウクライナの人々へ直接寄付することを重視している。

寄付金額は単品購入で1作品495円(税込)。この特集の視聴料は全額寄付。月額見放題でが1ヶ月990円(税込)。月額見放題に登録し、この特集の作品を観賞すれば495円を寄付する。

実施期間は3月11日から4月30日まで(延長の場合もあります)。寄付先は在日ウクライナ大使館となる。

『ピアノ―ウクライナの尊厳を守る闘い―』ポスタービジュアル

『ピアノ―ウクライナの尊厳を守る闘い―』ポスタービジュアル

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