堂本剛「今の日本に大切な絆とかご縁とか、そういったものが生み出した作品」

堤幸彦監督
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堤幸彦監督

KinKi Kidsの堂本剛が昨年9月に京都の平安神宮で行ったライブ公演の模様を、堤幸彦監督が映像化した『平安結祈 heianyuki』。この作品の完成披露試写会が2月20日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、堂本と堤監督が登壇した。

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本作の経緯ついて堂本は、昨年起こった東北大震災や、堂本の故郷である奈良や和歌山を襲った台風被害について触れ、「そうしたなか、昔、日本の中心だった京都の平安神宮でライブをさせていただくお話が来た。僕自身も昔の日本の中心であった奈良生まれなので、日本人の心を思い出しながらステージに立とうと思った」とコメント。

映像化に関しては「忙しいかなと思いながら、堤さんに声をかけさせていただいたら、『ぜひ、やりましょう』と言っていただいた。それで、たくさん話をしまして、“たくさん”と言っても1時間ちょっとでしたけど……」と言い直し、報道陣を笑わせていた。

また堂本は、当初この映像が劇場公開されようになるとは考えていなかったそうで、「本作にも出演しているミュージシャンたちが完成作を見て、『これはやばい、剛くん、映画にならないの』『映画になったらおもろい』と話していて、気づいたら本日に至った」と述べると、「僕もこんなに近距離でフラッシュを焚かれるようになるとは思っていなかった」と、カメラマンに囲まれた“今”の心境を吐露し、会場を沸かせていた。

一方、堤監督は、堂本からのオファーについて「嬉しかった。ヘンな言い方ですけど、親子みたいなもの」とコメント。今回の企画については「日本が辛い状況になるなかで、いろいろな人がいろいろな立場で、いろいろなことを考え発信しているが、堂本さんはスーパースターの立場でありながら、やはり、何かを伝えなくてはならないという信念を持っている方。撮りたいではなく、まず俺が(ライブを収録した映像を)見たいと思った」と話していた。

さらに堂本は本作のカテゴリーに関し「ライブと思って見ていただくとライブでなかったり、映画という概念で見てもらっても、ちょっと違ったりする。自分的には、今の日本に大切な絆とかご縁とか、そういったものが生み出した作品だと思っている」と語っていた。

『平安結祈 heianyuki』は2月24日から、震災後1年を迎える3月11日までの期間限定で、全国のTOHOシネマズほかにて劇場公開される。

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