米国大統領も怖れた初代FBI長官についてディカプリオらが語る特別映像

『J・エドガー』より。若き日のフーヴァーを演じるディカプリオ
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
『J・エドガー』より。若き日のフーヴァーを演じるディカプリオ
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝くクリント・イーストウッドがメガホンを取り、レオナルド・ディカプリオが主演した『J・エドガー』。現在公開中のこの映画の特別映像が到着した。

『J・エドガー』は1924年にFBI長官に任命されて以来、1972年に亡くなるまで、約50年間に渡ってカルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンに至る8代の大統領に仕えたFBI初代長官フーヴァーの半生を描いた作品だ。

映画では、いち早く捜査に指紋を採用するなど、近代科学捜査の基礎を築き上げた人物として描かれる一方で、自らの権力を行使するために、人の秘密を最大限に利用した人物としても描かれていく。

「HOOVER’S LEGACY(フーヴァーが遺したもの)」というタイトルで始まる特別動画でも、基本的にその部分を強調。フーヴァー役を演じたディカプリオや監督のイーストウッドらが、近代科学捜査導入を推し進めたフーヴァーの功績を口にし、マスコミ利用術に長けていた一面を伝える反面、敵対したり利用できると判断した人物であれば、例え大統領に対してでさえ、徹底的に秘密を握っていった事実が語られていく。

映画は、そのフーヴァーが年を取り、FBI長官室で自身の回顧録を書き取らせているというスタイルで進行。強持てのFBI長官としてのイメージのみならず、マザコン気味であるなど、多くの日本人が知らなかったであろう、さまざまな側面が描かれている。

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『J・エドガー』作品紹介

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