大竹しのぶ「緊張感がたまらなく楽しいです」主演舞台『ザ・ドクター』語る

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大竹しのぶ
撮影:宮川舞子
大竹しのぶ
『ザ・ドクター』
『ザ・ドクター』

女優・大竹しのぶ主演の舞台「ザ・ドクター」の埼玉公演が10月30日より開始した。11月4日からは、いよいよ東京公演がスタートする。

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大竹しのぶがエリート医師役に挑戦!

本作は、2019年ロンドンのアルメイダ劇場のアソシエイトディレクターであるロバート・アイクが、1912年に発表されたシュニッツラーの「Professor Bernhardi(ベルンハルディ教授)」を翻案し、自ら台本を手がけて演出。同劇場で開幕するやいなや、連日完売、ザ・ガーディアンをはじめ各紙にて最高評価で絶賛され、翌2020年には英国で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞「Best New Play(作品賞)」「Best Actress(女優賞)」のノミネートを始め、イギリス演劇賞各賞に輝いた話題作だ。

物語の主人公は、医療研究所の所長であるエリート医師・ルース。ある少女の死をきっかけに、宗教・ジェンダー・階級差など、あらゆる社会問題がルースの頭上に降りかかり、医師としての自分を見つめ直していく。

主人公・ルース役は名実ともに日本を代表する女優、大竹。大竹にとっては久しぶりの社会派現代劇で、自らの医師としてのアイデンティティと向き合うことになる。

大竹本人は「これほどスリリングな舞台になるとは思ってもみませんでした。この緊張感がたまらなく楽しいです。劇場を出た後に、誰かと3時間ぐらいは話したくなるような芝居です。人間について、それを取り巻く社会について。あらゆることに無関心、無自覚に生きてきたことを痛感します。劇場は様々なことを教えてくれる場です。今、そこで生身の人間が言葉を交わし、その場で人生が変わってゆくのを目の当たりにすることができるのです。だからやっぱり演劇は面白いなと、あらためて思える作品です」と語っている。

その他、ルースを取り巻く研究所の医師たちに、橋本さとし、橋本淳、宮崎秋人、那須凜、久保酎吉。研究所の同僚で病院の広報担当役に村川絵梨、いわく付きの保健大臣役に明星真由美。パートナーに床嶋佳子、近所に住み心をかよわせるティーンエイジャー役に天野はな。そして、事件のキーパーソンとなる2役に益岡徹と、多方面で活躍する俳優たちが出演する。11人の俳優でつむぐ濃密な人間ドラマに注目だ。

『ザ・ドクター』の東京公演は、11月4日〜28 日にPARCO劇場にて上演。