マット・デイモンとアダム・ドライバー、30kgの甲冑と槍で馬にまたがり激突! 高揚感を煽る『最後の決闘裁判』冒頭映像公開

#アダム・ドライバー#ジョディ・カマー#ベン・アフレック#マット・デイモン#リドリー・スコット#最後の決闘裁判#羅生門#黑澤明

最後の決闘裁判
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最後の決闘裁判
最後の決闘裁判

リドリー・スコット作品ならではの高揚感を煽る圧巻の決闘場面

リドリー・スコット監督がマット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』。10月15日の公開を前に、命を賭けた世紀の戦いの幕が上がる本編冒頭映像5分が公開された。

このたび公開されたのは、マット演じる騎士カルージュと、アダム演じる従騎士ジャック・ル・グリが、おのおのの地位と名誉を守るため、命を賭けた決闘に挑む厳粛で緊張感あふれるシーンだ。

雪が吹きすさぶ決闘裁判の会場には、その様子を一目見ようとフランス中から野次馬が押し寄せ、場内に入りきらない人々で沿道まで覆い尽くされている。

高台には、第4代国王・シャルル6世や、ル・グリを寵愛しているベン演じるアランソン伯爵ピエール、両者の家族や親戚、友人たちが勢ぞろいし、固唾をのんで2人の登場を待ち受けている。

やがて登場した2人は、鎖帷子の⻑袖とスカート、皮の胴着とクローク、そして皮のキャップ帽に鎖帷子のフード、ヘルメット、ガントレットという30kg近い甲冑を身に纏い、闘志をみなぎらせる。さらに、カルージュが戦いに敗れた瞬間に偽証の罪で火あぶりの刑を受けるジョディ・カマー演じるマルグリットが黒いドレスで絞首台に上り、戦いの行方を見守っている。

「決闘者どちらも馬上か徒歩で戦うこと。その者が好む武器防具を用いてよい」という宣言の下、自らが選んだ武器を持ち「行け! 行け! 行け!」という合図と共に、2人は激しくぶつかりあい、見る者の高揚感を煽る(https://youtu.be/IzeMZpvBkd0)。

最後の決闘裁判

リアルなシーンを支える多彩な美術にも注目!

実話に基づいたこの戦いを再現するために用意された武器は、槍、⻑いソード、短いソード、短剣、そして斧。カルージュの短剣が兵士としての彼の評判にふさわしい素朴なものである一方、ル・グリの⻑いソードは、彼の性格を反映し相手よりも派手なものになっている。

各武器のカット、彫刻、鋳造、縫い合わせはすべてが手作業で行われた。決闘の最中にふたりが防御用に使う盾も、決闘中に被る損傷を何テイクも撮影する必要があるため、アップのカメラ撮影用のほか、いつも同じ場所で壊れるようにデザインされたブレイクアウェイ版等、戦闘の各パートに合った異なるバージョンの盾も用意。装甲の上に着る刺繍つきのコートと合致する家門の紋章がペイントされ、最終的には50以上の異なる盾、1000以上の武器ピース、40以上のブレイクアウェイ盾、150以上のブレイクアウェイのランス槍を用意することとなった。

黒澤明『羅生門』のように3人の視点から描くミステリー作品

本作品は、 中世フランスを舞台に、騎士の妻マルグリットが夫の旧友に乱暴されたと訴えたことに端を発し、夫と被告による生死を賭けて始まった“決闘裁判”の模様を実話に基づいて描く。

黒澤明『羅生門』のように、事件を告発した被害者・マルグリット、その夫・カルージュ、被告のル・グリの3人の視点による3幕構成となっているのも魅力の作品だ。

果たして、裁かれるべきは誰なのか? あなたが、この裁判の証人となる。

『最後の決闘裁判』は、10月15日に全国公開される。

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