岡田将生&川口春奈、奇妙な死と精神崩壊多発する韓国の“聖地X”で悪夢に見舞われる

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(C)2021「聖地X」製作委員会
左から岡田将生、川口春奈
(C)2021「聖地X」製作委員会

入江悠監督の新作ホラー映画『聖地X』の主演を俳優の岡田将生が、ヒロインを女優の川口春奈が務めることが分かった。岡田と川口は共に、入江悠監督の劇場版作品への出演は初めて。

・再び始まる悪の祭典…容赦ない描写で見る者の脳髄をとことん刺激する映像に阿鼻叫喚

オール韓国ロケ! 岡田将生と川口春奈が兄妹熱演

本作は、前川知大が主宰するイキウメの人気舞台「聖地 X」の映画化作品。「恐怖の村」シリーズのプロデュースチームと『22年目の告白−私が殺人犯です−』(17年)などを手がけたロボットが企画。オール韓国ロケで臨んだ現場には『犯罪都市』(17年)や『悪人伝』(19年)など数々の韓国映画を生み出したB.A.エンタテインメントが参加。日韓スタッフが共同製作する。

夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(あずま・かなめ)は日本を飛び出し、兄の山田輝夫(やまだ・てるお)が住む韓国の別荘へと足を向けた。突然妹が来たことに驚く輝夫だったが、夫のだらしなさを聞き傷がいえるまで共に韓国で過ごすことに。しかしそれは悪夢の幕明けだった…。

2人は知らず知らずのうちに、巨木と井戸が目印の名もなき土地“聖地X”に足を踏み入れていた。そこに入った者は精神を病み常軌を逸して、奇妙な死を遂げていく…。有能な祈祷師が祓いを試みるも太刀打ちできず、悪夢はひたすら続く。輝夫と要たちは、数々の惨劇から逃れ、忌々しい土地に根づく“約束された死”から解放されるのだろうか…、というストーリーが展開される。

主演の輝夫役は、『ドライブ・マイ・カー』(21年)での演技も高く評価されている岡田。本作では役者として脂が乗り円熟味の加わった芝居で恐怖を体現する。

ヒロインの要役は、大河ドラマ『麒麟がくる』での演技が高く評価され、2022年の連続テレビ小説『ちむどんどん』への出演も話題となっている川口。トレードマークの笑顔を封印し、未曾有の恐怖と対峙する。

岡田将生、入江悠監督に信頼感「新たな一面引き出してもらえた」

出演にあたって岡田は「入江監督の気概にあふれている姿についていくスタッフ、キャスト。その内の1人でいれたことが何より心躍る日々でした。入江監督とは撮影を通して密にお芝居、映画についてよくお話させて頂き、信頼できる監督です」とコメント。また「新たな一面を引き出してもらえた気がします。日本のスタッフ、そして韓国のスタッフ共同で作る映画は海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした。迎え入れてくれたスタッフには頭が上がりません。異国での1ヵ月の撮影は当初不安でいっぱいでしたが、コミュニケーションを取るにつれて団結していく現場は映画ならではの空気だったのではないかと思います。この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になる事間違いありません」と話している。

「入江さんの世界観は以前からファンでした」という川口は「久しぶりにご一緒できて何より嬉しかったのと、入江さんワールド全開の作品でワクワクしました。なかなか全編海外で撮影することはないので新鮮でした。現地のスタッフさんも多数いるなか、何よりコミュ二ケーションを大切にしました。ご飯は美味しくて人は優しくて、恵まれた環境の中お仕事させてもらえたことに感謝です。どんな映画なのかって説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり不気味だったり考えたりハラハラしてもらえるんじゃないかと思います」と述べている。

入江監督は「岡田将生さんとはいつか必ず映画でご一緒したいと思っており、今回ようやく念願が叶いました。川口春奈さんとはドラマでご一緒して以来でしたが、とても難しい役を見事に演じてくれました。オール韓国ロケ、日韓キャスト・スタッフ編成の撮影を素晴らしいチームワークで撮りきれたのも、お二人の実力によるところが大きいと実感しています。見たことのないスゴい映画になっています」と本作をアピールしている。

『聖地X』は、2021年秋より劇場・配信にて同時公開。