英国ドラマをリメイクした韓流クライムサスペンス

2010年からイギリスで放送された『刑事ジョン・ルーサー』を世界初リメイク。映画俳優として名高いシン・ハギュンが、久々にドラマに出演することでも話題になった。

過去の事件でペ・ヨウルという少女を救えなかったウ・テソク(シン・ハギュン)は、犯人逮捕のためなら違法行為も厭わない“悪い刑事”となった。事件から13年――。事件の犯人であるソンホがチャン・ヒョンミン(キム・ゴヌ)と名を変え、テソクの目の前に現れる。検事となったヒョンミンがいまだ犯罪に手を染めていることを知ったテソクは、今度こそ彼を追い詰めるが……。
ヒョンミンの恐ろしさに思わず戸締りを確認!

本作は、映画『殺人の追憶』を彷彿とさせるような深夜の田園地帯で女子高生が惨殺されるシーンから始まる。犯人はキム・ゴヌ演じるソンホ。殺人に興じる天性のサイコパスにもかかわらず、親が官僚で天才的に頭がいいという理由からか、なぜか逮捕されずにきた。ヒョンミンと改名し、検事になって早々にテソクの同僚刑事の奥さんを惨殺。インターホンを押してあっさりドアを開けたところを捉えて拉致するなど、実に大胆な犯行だ。他にも、鍵のかかっていないドアを開けて母娘ともどもメッタ刺し、知り合いだと思わせて開けたところを惨殺など、殺し方がスピーディで残酷この上ない。10分に1回はこんなシーンが出てくるので、つい戸締りを確認してしまった。ゆっくりと座って見ていられないドラマだ。

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