(C)2019 SPF (Songs) Productions Inc., LF (Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft
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フランソワ・ジラール監督が紡ぐ、極上の音楽ミステリー『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が全国公開中だ。今回、主人公2人を演じたティム・ロスとクライヴ・オーウェンのインタビュー映像が公開された。

・天才ヴァイオリニストはなぜ姿を消した?『The Song of Names』12月3日公開

「物語のテーマは兄弟関係、音楽、そして信仰の選択」

第二次世界大戦が勃発したヨーロッパ。ロンドンに住む9歳のマーティンの家にポーランド系ユダヤ人で類まれなヴァイオリンの才能を持つ同い年のドヴィドルが引っ越してきた。宗教の壁を乗り越え、ふたりは兄弟のように仲睦まじく育つ。しかし、21歳を迎えて開催された華々しいデビューコンサートの当日、ドヴィドルは行方不明になった──35年後、ある手掛かりをきっかけに、マーティンはドヴィドルを探す旅に出る。彼はなぜ失踪し、何処に行ったのか? その旅路の先には思いがけない真実が待っていた……。

原作小説「The Song of Names」の著者ノーマン・レブレヒトは主人公2人のことを「一心同体ともいえるほど親しい相手がいたのに、その人物が突然姿を消したとしたら、まるで自分の半身を失ったような状態で、それを探し出すことに人生のすべてを費やすかもしれないね」と語る──。忽然と姿を消した天才ヴァイオリニストのドヴィドル役をクライヴ・オーウェンが、35年の年月を経ても彼を探し出そうとするマーティン役をティム・ロスが演じる。

今回公開されたインタビュー映像で、ティム・ロスは、演じたマーティンを「僕」と呼び、もはや自分自身と混同しながらその心情とキャラクターの背景を解説している。

「弟のように愛したドヴィドルが突然、姿を消してしまうんだ。僕が演じる大人になったマーティンは、楽譜を売りながらドヴィドルのうわさを耳にする。僕は嬉しくなって彼を探しにいく。ドヴィドルが姿を消してすでに35年が経っている。僕は別れの悲しみからすでに立ち直っていたけど、ドヴィドルへの愛と怒りを再び抱くことになる」

一方、ドヴィドルを演じたクライヴ・オーウェンは客観的な視点からストーリーを解説する。

「この一家のもとにいきなり現れた少年は、まれな才能で人々の注目を集める。それがマーティンとの関係に影響する。物語のテーマは兄弟関係、音楽、そして信仰の選択。とても重要で感動的な映画だよ」

さらに、ヴァイオリンに初挑戦して悪戦苦闘しながらのチャレンジだったことも語ってくれた。本作品をさらに楽しむために、こちらのインタビュー映像もぜひチェックしておこう。

『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』は、12月3日より全国で公開中。