横浜聡子監督の最新作で、15歳の新星・原田琥之佑が主演する『海辺へ行く道』。第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplusにて正式上映され、特別表彰を獲得し、公開前から話題となっている本作だが、映画館で流れるマナー予告映像の「海辺へ行く道」バージョンが完成した。
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空中でお魚をさばいたり、劇場に穴を掘ったりしてはいけません?
本作は、約800人のオーディションを経て主演を射止めた15歳(当時13歳)の俳優・原田琥之佑が、アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街で、のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介を演じる。
ある夏休み。奏介とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。
ところが街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちに不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。
ものづくりに夢中で自由奔放な子どもたちと、秘密と嘘ばかりの大人たち。
(C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、宮藤官九郎、坂井真紀ほか、個性いっぱいのキャストが、ちょっとヘンで、どこか愛おしい人物を熱演する。
孤高の漫画家・三好銀の晩年の傑作「海辺へ行く道」シリーズを原作に、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』など、温かい人間描写とシニカルなユーモアに満ちた横浜聡子監督らしい仕上がりの作品だ。
本作の音楽は、さまざまなシーンから熱烈な支持を受ける至高のラップトリオDos Monosのフロントマン荘子itが、初の映画音楽を担当することも話題となっている。
今回解禁された映像は、主演の原田琥之佑がナレーションを担当する、“『海辺へ行く道』から学ぶ劇場マナー講座”と題されたマナー予告映像。
荘子itによる劇伴が流れる中、高岡(高良健吾)が華麗に包丁を振りかざし小魚をさばくシーンから始まり、「空中でお魚をさばいたり、劇場に穴を掘ったり…」という原田のナレーションが続く。
海から飛び出してくるヨーコ(唐田えりか)にカメラを向ける立花(中須翔真)には「美しい女性がいても盗撮は禁止です」と[撮影・録音NG]のマナー注意も。
また、言い争う演劇部の部員たちのシーンでは「意見が違っても、みんな仲良く!」と注意喚起が。
さらに、ウェットスーツ姿で美味しそうにキッシュを食べる五郎(宮藤官九郎)のシーンには「ほかのお客さまへ配慮のあるご飲食を」などなど、上映中におけるマナーの大切さを本作らしいユーモアたっぷりに伝える映像となっている。
『海辺へ行く道』は2025年8月29日より全国公開。
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