長尾謙杜×山田杏奈W主演、連続不審死と純愛のはざまで揺れる高校生たち——『恋に至る病』が描く極限の初恋

TikTokで話題となったベストセラーが、切なさ満載で映画化

ふたりがたどり着いた、切なすぎるラスト4分とは？ 長尾謙杜と山田杏奈をW主演に迎え、斜線堂有紀による小説を映画化したラブストーリー『恋に至る病』より、本予告と本ポスタービジュアル、2人の恋を取り巻く追加キャストを紹介する。

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原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による同名小説。2020年3月末に発売されるや否や、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を呼び、30回を超える重版を繰り返している話題作だ。

内気な男子高校生・宮嶺と学校中の人気者・景。不器用で一途な初恋、やがて交わした約束。「どんな私でも守ってくれる？」。しかし、同級生の不審死がふたりの周りで続発し、宮嶺は恐ろしい疑惑を抱く。「もしかして君は、人を殺したの？」。それでも、抑えることができない彼女への気持ち。衝撃のラスト、その先で明かされる“彼女の宮嶺への想い”とは？

内気な男子高校生・宮嶺望を演じるのは、長尾謙杜。昨年、初のアジアツアーを大成功させた人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバーであり、俳優としても活躍がめざましい。今年だけでも『室町無頼』への出演や『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演、9月公開『俺ではない炎上』など話題作の公開が続く、いま最も旬な若手俳優のひとりだ。

そんな宮嶺が出会い、初恋に落ち、人生を大きく変えることになる少女・寄河景を演じるのは、山田杏奈。第48回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞と新人俳優賞のW受賞を果たし、確かな演技力に定評のある彼女が、複雑な2面性をもつヒロインを演じる本作は、まさに映画ファンが山田杏奈に期待する“待望の役どころ”と言えるだろう。

監督を務めるのは、興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』（22年）で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一。内気な男子高校生・宮嶺とクラスの人気者・景のふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる、ピュアで刺激的なラブストーリーとして映画化する。

今回紹介する本予告映像では、景が「2人だけの秘密にしよう。根津原を殺したのは…」と宮嶺に告げ、そして2人が見つめ合う印象的なシーンから始まる。内気な性格で周囲と壁を作りがちな宮嶺は、転校をきっかけにクラスの人気者・景と出会う。「どうして君は人の顔を見ようとしないの？」——人との距離を置こうとする宮嶺に対して、景は持ち前の明るさで少しずつ距離を縮めていく。

そんな明るく優しい景に惹かれ、次第に一緒に過ごす時間が増えていく2人。やがて、特別な関係を築いていく中で、宮嶺と景はひとつの約束を交わす。「どんな私でも守ってくれる？」

2人の不器用で一途な初恋模様が描かれた後、物語は一変。醍醐虎汰朗演じる同級生・根津原の死体が近所で発見される。根津原の死をきっかけに次々と起こる不審な事件、騒然とするクラスメイトたちの様子が、「マインドコントロール」「屋上」「傷跡」「青い蝶」「連続不審死」といったキーワードとともに映し出される。

「君は、僕のために人を殺したの？」——同級生の死に、景が関わっているのではないかという疑念を抱き始める宮嶺。しかし、それでも彼女を想う気持ちは抑えられない。

連続不審死を捜査する前田敦子演じる入見刑事から「いい加減、目を覚ましなさい」と諭されても、宮嶺は景からかけられた言葉を信じ、愛し続けようとする。たとえ彼女が、殺人犯だとしても——。この恋の行き着く先、ラスト4分はあまりにも切ない。

またポスタービジュアルでは、愛する人を見つめる宮嶺と、その手に包まれた景の笑顔が印象的に描かれている。「君は、僕のために人を殺したの？」と、景に対して恐ろしい疑惑を抱きながらも、「僕は君が好きだ。たとえ殺人犯だとしても」と、抑えきれない純粋な想いがあふれ出す宮嶺。その切実な気持ちは、景を見つめる眼差しからも読み取れる。

長尾演じる宮嶺と、山田演じる景——2人の純粋な恋模様を軸に、周囲で起こる不審な事件や、恋人への恐ろしい疑惑が交錯する本作。そんな宮嶺と景の恋を取り巻く追加キャストが今回解禁された。

宮嶺や景と同じ高校に通う学生役には、舞台『「弱虫ペダル」新インターハイ篇～スタートライン』で俳優デビューを果たし、その後も舞台『千と千尋の神隠し』など映画・ドラマ・演劇で活躍する醍醐虎汰朗。ミスiD2019グランプリを経て女優デビューし『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで知られる中井友望。

子役からキャリアを重ね、大河ドラマなどにも出演する中川翼。アイドルグループでの活動を経てドラマや映画で活躍を続ける上原あまね。デビューからわずか3ヵ月でドラマ主演を務めた実力派・小林桃子。特撮作品のヒロインを務めた経験を持ち、現在も幅広く活躍中の井本彩花。そして本作が長編映画初出演となる真弓孟之（AmBitious）ら、注目の若手俳優陣が集結する。

さらに、宮嶺の両親役には忍成修吾と河井青葉という実力派俳優が脇を固め、宮嶺と景の周囲で起こる連続不審死を捜査する刑事役には前田敦子が抜擢された。

『恋に至る病』は2025年10月24日より全国公開。